- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「女と男の観覧車」レビュー☆
2018年06月13日 00:17
ケイト・ウィンスレット主演他。1950年代のNY・コニーアイランド。女と男の恋と欲望、嘘と裏切りを乗せて、回り続ける観覧車。そこから見える景色は、うっとりするほど美しいけれど、同じ場所を回転するだけで、どこにもたどり着けない―。遊園地のレストランでウェイトレスとして働くジニー(ケイト・ウィンスレット)は、かつて女優として舞台に立っていたが、今は、回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)、そして自信の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。実は彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指す彼との未来に夢を見ていた。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていた夫の娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから、すべてが狂い始める―。夢のように美しい映像で人生の切なさを描き切ったウディ・アレン監督最新作。
6/10点!!#MeToo問題でウディ・アレンの作品を観られるのも最後かもと思い観に行きましたが、どうやら収束しそうですね。日本なんて、ウディ・アレン祭までやってますし(-_-;) いつもの男性キャラクター、今回はミッキー、リッチーにウディの自己投影しまくり。女性キャラクターは、無知で優しく美しい女性と、教養があるが現状に不満を持つ憂い美女の2パターンを出すのも、鉄板です。どちらも対照的なだけにウディ・アレンのタイプなのだろうなと毎回、思いながら観てます(^_^;) 本作のケイトは「おとなのけんか」「レボリューショナリー・ロード」を遥かに上回るプッチン&クレイジーぶりで、でも主婦って、密告した結果、誰かが死のうが「自分のせいじゃない。自業自得よ。」って、ケロッとしているところがありますよね。そういうとこは極端だけど、真を突いていると思いました。ジニーの恋愛依存症と白馬の王子様症候群は耳に痛い人も多いのではないかと。あそこまで極端にシニカルに描かれているからこそ、醜さに気付けるのではないかと。ケイト・ウィンスレットの捨て身の演技が見事です(*^▽^*) あと、ジニーと夫との爆笑あるある会話劇に、さらにキャロライナが爆弾を運んできたりして、笑いの連続投下に陥落(笑)「見世物小屋」に住んでいると言う設定も、シニカルなジョークのエッジが効いていて好きです(笑)ミッキーは自己を正当化してるけど、おまえのせいだよ!とドロップキックをかましたくなる部分もありました(爆)人が一人脱落しようが乗客が泣きわめこうが、傍目にはキラキラと回り続ける観覧車は大都会を映し出しているよう。でも、キラキラだけで作られた人間には何の深みもなく、人は人の熱情に強く惹かれてしまうものなのです。←という、平凡が堪えられない人間の言い訳(爆)2018年公開。
このデジログへのコメント
ウディ・アレンの作品ならば見ないわけにはいかないなぁ
> pekopokoさん
pekopekoさんくらいの年代の方が多かったです。その年齢になってもロマンティック・ラブストーリーに足を運ぶんだなぁと思ったら何だか素敵だと思いました。
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