- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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統合失調症、こーやって薬を減らした
2017年11月17日 08:48
発病7年目の統合失調症患者、1年でこれだけ薬を減らすことができた
症例;20代前半、女性
高校2年生の時に、幻聴、被害関係妄想で発症。
精神科クリニックに7年間通院しているが、薬が多くて眠く、集中力が続かない。
体重は、発病時の50gから77kgに増加。
糖質大好き、特にパンや麺が大好きで、お菓子、ジュースも大好き。
今は幻聴はなくなったが、根気が続かず短時間のパート勤務。
(当然、普通の精神科クリニックでは食事内容についての指導は全くない。)
母親が当院での治療について知人から聞き、H28.11母親と伴に当院を受診。
153cm、77kg。
抗精神病薬:セロクエル400mg+リスパダール4.5mg+エビリファイ30mg。
その他の薬:デパケンR600mg(抗てんかん薬、頭痛に対して)、アキネトン3mg(抗パーキンソン薬)、ルネスタ(睡眠導入剤)。
BUN12.3、フェリチン30。
治療は、
1)高タンパク/低糖質食。
2)ナイアシン3g+C3g。
3)鉄(フェルム)+亜鉛(プロマックD)。
食事は母親がきっちり管理し、米、パン、麺、お菓子、ジュースは全て止めた。
状態を見て徐々に減薬したが、
・デパケンRを中止したら頭痛が悪化したため再開、
・リスパダールを1mgに減量したところ幻聴が再燃したため、3mgに戻した。
H29.11現在、
抗精神病薬:リスパダール3mg+エビリファイ6mg。
その他の薬:デパケンR400mg、アキネトン1mg。
60.4kg(-16.6kg)、BUN14.5、フェリチン80↑。
フェルム、プロマックDは継続中。
眠気はかなり減って活気、集中力が出てきた。
幻聴、妄想はない。
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毎回受診時には体重測定を行っているが、現在も月に1kgペースで減っている。
母親が食事管理をして、本人もとても頑張っている。
発病後7年経過しているので、糖質制限がきっちりできていれば1年で抗精神病薬を半分に減らすことができた。
これ以上速いペースで減らすと症状が再燃してしまう危険性がある。
次回、エビリファイを3mgに減量後、中止予定。
リスパダールが減量出来たらアキネトンも中止出来るはず。
B50、Eも併用したら更に良いかもしれない。
by藤川徳美
このデジログへのコメント
精神薬を飲んでる時は、タンパク質を多く摂るのがいいんだって。
もちろん、ビタミンもね。
エビリファイ、先日、学会で問題になってたなー。
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