民主主義

10日午後0時10分ごろ、東京都町田市成瀬の都営アパートで、
無職男性（92）がベッドであおむけに倒れ、
妻（87）がベランダで首をつっているのを長男（66）が発見し110番、
2人とも死亡が確認された。

　町田署によると、夫婦は2人暮らし。
夫は全盲で足が不自由な上、軽度の認知症を患っており、
妻が介護していた。

室内には

じいじ、ごめんなさい

と書かれた遺書があり、
町田署は介護に疲れた妻が無理心中を図ったとみている。

　遺書には他に

堪忍。早く楽になろうね

じいじ、助けてあげられなくてごめんなさい。

ばあばと一緒にあの世に行きましょう

などと書かれていた。　　共同通信





92歳のご主人さんと87歳の奥さんが、
戦争の惨禍も生き延びて、
この年になるまでずっと夫婦でい続けるだけでも大変だっただろうに、
それを乗り越えて来た二人の最後が「無理心中だった」ということに、
泣いちゃうんだよね。
ご主人さんを守ってあげられなくて、天寿を全うさせてあげられなくて、
迷いに迷ったであろう挙句に
手にかけた奥さんの気持ちは思い遣って余りある。

こういう、辛い話ばっかりじゃないですかね。

空腹に耐えかねてティッシュを食べる母子家庭の子ども。

貧しくて3歳の子に万引きをさせる親。

上履きが欲しくて5000円で売春をした中学生…。


どうして救えないんですか。

どうして救わないんですか。

国民が赤貧に喘ぎ、
幼い子どもやお年寄りが平和に幸福に暮らせなくて苦しんでいるのに、

なぜ首相は真っ赤な顔で酔っ払って海外に遊びに行き、

都知事は公費で豪遊してるんですか。


あの政治家どもが使っているお金には、
貧しさに苦しみながらも

やっと払った消費税が、入っているんだよ。

そう思うと、

悔しさで血管が切れそうになる。

歯ぎしりしてもしても
敵は痛くも痒くもないことに心底苛立つ。

by田中みどり