- 名前
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- 自己紹介
- サクラフブキといいます、埼玉県久喜市のつまんねぇ男です。 異性に褒められるのは……声...
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アスプリン 『銀河おさわがせ中隊』
2016年03月22日 22:07
今宵はアメリカンなSF作家、ロバート・L・アスプリンの『銀河おさわがせ中隊』をご紹介。
まぁ最近流行らないSF小説なんですが(笑)、ユーモア&ミリタリーSFなので結構珍しい作品です。
舞台は未来、人類は宇宙に進出(侵略?いえいえそんな大胆じゃありません)し、一部の宇宙人とも交流があります。
軍隊としては正規軍もあるのですが、「宇宙軍」と呼ばれる傭兵部隊のような軍もあり、まぁ想像に難くないですが(笑)犯罪者、あるいは犯罪者予備軍の集まる「吹き溜まり」的な様相を呈しています。
宇宙軍の中でも最低)にして最悪、クズの集まり(爆笑)として著名な「オメガ中隊」という部隊がありました。
そこにジェスター大尉は派遣されることになります。
「ジェスター」は宇宙軍での名前で、普通兵士たちは本名を伏せて兵役に就くんですが、彼の素性は誰でも知っています。(笑)
実は彼は若き億万長者で、銀河最大の兵器会社の後継者でもあるウィラード・フールその人。
フールは自分の財力と、人心掌握術と管理職としての才覚で「最悪中隊」を叩き直すのです。
彼には(未来の話なのに)古き良き時代を想起させる「執事」がおり、そのビーカー氏が物語を書き留めている、という趣向になっています。
オメガ中隊の隊員達が実にイイです。みんな問題児だらけで。(笑)
レンブラント中尉&アームストロング中尉(フールの片腕として補佐)、ブランデー曹長(顔色が悪いが背の高い女性でS系&皮肉屋、美女、30代前半)、チョコレート・ハリー軍曹(補給担当、黒人で筋肉男、元暴走族で毛深く髭面、髪は短く牛乳瓶の底のようなメガネ)、エスクリマ軍曹(調理担当、最高に喧嘩っ早い)などの下士官もいいし、一般兵卒のスーパー・ナット(ちっちゃい美女、最高に好戦的)、タスク・アニニ(地球人ではなくボルトロン人、巨大でイボイノシシ似だが、実は平和主義で頭脳派)、ドゥーワップ(縮れ毛の手癖の悪いナイスな奴)、スシ(寿司。東洋人で、ってか日本人だろ、ヤクザ知ってるし)、ローズ通信兵(美女。だが極度の人見知りで全く喋らない。が……)、ル―イとスパルタクスのシンシア人コンビ(仲が悪い。無理矢理言えば、ナメクジのような外観の宇宙人)たち……。
彼らの活躍がもし気に入れば、本作はシリーズ化されて文庫本で6冊出てますのでしばらくは楽しめます。
ただし。
好きな作品なんで逆に惜しいんですが、挿絵担当の橋本正枝さんという漫画家はロクに作品を読んでません。
チョコレート・ハリーとタスク・アニニは「似ている別人」です。
担当編集者も「爆笑」とか「抱腹絶倒」とか、売るのに一生懸命なご様子ですが、爆笑するような作品じゃないと思います。(笑)
「あはは」くらいとか、時々クスリとかニヤリとか出来る感じ。
読者を騙すとか、適当に描くとかしてると見放されますよ?(嘲笑)
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