飛行機のセキュリティーと受験の思い出

今日のニュースでテロ対策のため、飛行機の機内持ち込みが一層強化されたとの事。

それ聞いてなんだかいろいろ思い出してしまいました。
当時俺は美大受験のため、現役含め３シーズン東京と札幌を行き来してました。
専攻は油絵なので、「火気厳禁」な薬品なども多数持ち運ばないといけません。

まず、木炭デッサンの木炭を画用紙に吸着させるスプレーのり。
油絵の具をのばす油を最低２種類。筆を洗う油などなど、よく燃えるものばかりです。

浪人するごと受験対策に、「混ぜると絵の具の乾きが早くなる油」、すごく「ツヤが出て魅力的になる油」などなど、「自作の油」、「謎の油」「とっておきの油」などなど、どんどん増えていきます。
（素手で触るとやけどみたくただれ、腫れるのもありました）

しかしどれも、飛行場の人に素直に持ち物を言うとすべて没収されます。

いくら「受験だ」と行っても一向に聞いてくれません。
その上、服装も「キレイ系」ではなく怪しく見られる事多数。。。
（金ないし、汚れるからしょうがない）
もちろん経験のある浪人生はいろんなカモフラージュで空輸しますけどね。

受験日前日にあわてて道具を買いに行く現役生などもたくさんいました。
あーあー、その辺からだね、「世の中正直だけじゃ生きていけない」って実感したの。。。