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書くことの責任と、私がゆずれないこと

2016年02月07日 22:26

■敬意を持って接していたフレンドが書いた言葉に
先日、私はコメントメッセージで喰ってかかりました。
人によっては、何に怒っているのか理解に苦しむ
本当に、些細な一文なのかもしれませんが
私は、色々な意味で、受け入れることが出来ませんでした。

小うるさいことを言ったので、彼も苦々しく思ったでしょうし
私自身も、その方の言葉に強く不信感を抱いたので
もうご縁はなくなると思います。

ですが、その方に言った手前もあるので
私が怒った経緯の説明に、ログを使わせてもらいます。
読みにくるとも、読んで考えを改めてくれるとも期待していませんが
相手に対しての、最後の誠意として。

また以前に、この件とは違う方から、
私の日常生活がログからはあまり伝わってこないと
指摘を受けたこともあります。
それは意図的にしていることでもありますが
私がログで何を気にして書いているのかも合わせて
記しておこうと思います。

いつにも増して、長文なだけでなく
今回の内容は、私個人の信仰や考えが中心になります。
また、私の不快感が露わになっている文章なのは否めません。

興味のない方は、ここでお引き取りください。
批判・反論がある方は、メッセージやログでお願いします。


■私は、自分の考えを明け透けに書くことはしないと、心がけています。
匿名性を理由に、普段は言えないことを書くのは、個人の自由です。
けれど、自分が発した言葉の影響や、生じた結果についての責任は
匿名とはいえ、負わなければなりません。

その覚悟がない私は、誤解をされても支障のない内容で
自分が感じていることを、なるべく率直に書いてきたつもりです。

「率直に」という言葉も、説明を要する言葉だと思いますが
私は思っていることを、そのまま書いているわけではありません。
なぜなら「率直」というと聞こえはいいけれども
自分の思いを優先するあまり、周囲に無配慮な言葉を書いてしまう
そういう紙一重の危うさを、持っていると思うからです。

人の言葉を、正しく理解するのは、とても難しいことです。
自分が意図したものと違う受け取り方を、相手がしたとしても
意図的な悪意あると証明できない限り、相手の解釈を責められません。
相手がどう受け取るかは、全て、相手の自由なのです。

私が文章を書くことに、強烈な苦手意識を持っているのは
この前提があるからといっていいかと思います。
ログ一つの内容も、なかなか決められず
フレンドのログを読んで終わることが、しばしばです。

それでも、考えていることを言葉にすると
漠然としていたものが言葉で意味付けをされて
一つの形となって、確定されることになります。
それは、自分の価値観を明確にする作業です。

反射的に発せられる会話の言葉とは違い
ある程度の考察を経て書かれる文章は
とりわけ、その要素が強いと思います。

だから、一人で汚物のような愚痴を吐き出すだけの日記より
余力のある時には、きちんと言葉を選んで
ログを書くことに、私は意味を見出しています。

ここいる理由は、また別の事情がありますが
ウラで少し触れたことがありますので
そこから、ご推察ください。


■私が、神職資格を持っていることは書きました。
もしかしたら、神職資格というのが、どういうものなのか
よく分からなかったのかもしれませんので
もう一度、説明しようと思います。

バイト勤務の巫女さんや、社務所手伝いの方など
資格を持たずにできる神社の仕事も、あるにはあります。
しかし、全国各地にある神社の大半は神社本庁に所属しているため
神社に奉職するためには、神社庁本庁が規定する神職資格が必要になります。

國學院大學と皇學館大学の専門学科で階位取得する場合は
通常の大学入試を経て、四年間勉強するというプロセスで取得できますが
それ以外で資格を取ろうとする場合には、関係者からの推薦状をもらい
講習を受けて試験合格が必要となります。
希望すれば自分の努力で取得できる資格とは少し違うのです。

その点、私は身内が神職者だったという縁にも恵まれましたが
自分で宗教を選び、それに属することや信仰することがどういうことか
考えた上で資格取得をしたのです。
私は自分の意志で神道を選び、信仰しています。


■冒頭に書いたフレンドの方のログで、文章の勢いなのでしょうが
「神などいないと実感する」という一文を書かれいました。
内容は、少し前に起きてしまった、幼児虐待事件に触れたものです。

神も仏もない世の中だという慣用句的な意味合いなら、まだよかったのですが
「神の存在を信じると言う事は、絶望的な状況においての希望的観測に過ぎない」
とまで書かれていました。

フレンドの方々のコメント欄は、いつもサロンのような趣を感じます。
私は、その空気に押されてしまうので、大抵ログを拝読しても
コメントをしないことが多いのですが、その時は思わずコメントしてしまった。
「言葉はやはり、選んだほうがよいと思います」と。
彼がくれたコメントのレスには「よく分っています」と書かれていました。

「こんな事を書くと、突っ込まれそうですが」
同じログの中には、こんな一文もありました。
そう分かっているのなら、なぜ言葉に配慮できないのか。
分かっていて言葉を選ばなかったのは、分からないよりも質が悪く感じます。

彼が言いたかったことは、シングルマザーである方々に対しての警鐘でした。
独り身の寂しさや厳しさに負けて、安易な男性選びはしないようにと。
しかし、なぜそこに神の存在を書いてしまったのか。
残念でなりません。

私が巫女ではなく、神職資格を持つ神主であると話しはしていたので
フレンドである私の信仰は、間違いなくご存知だったはずです。
それにも関わらず、宗教全般に関わる神の存在を、軽々しく否定されたのは
神道について語られたものでないと理解しつつも、強い不快感を抱いています。

ふらりと立ち寄ったログではなく、フレンド登録されている方の言葉だったから
少なからずの好意を抱いていたから、余計に不快だったのだと思います。

ご自身が無神論者で、神を信じていないと書かれていれば
いる・いないとは、別の次元の話になるので、それはまた意味が違います。
もしそう書かれていたのならば、私が、気分を害することもなかったでしょう。
日本は宗教の自由がありますし、無宗教でいることも個人の自由です。
私は、信仰の道に入れと勧誘するつもりは、毛頭ありません。

しかし、自身の考えを述べることと、相手の信じるものを否定することでは
全く意味が違うことを理解するべきです。

もし、私が書いている程度のことが分からないのであれば
人の道云々を説くよりも、まずは言葉を学ばれたほうがよいと思います。

そして、たとえ閉鎖的なサイトだとしても、ネット上は公の場です。
神主や、僧侶神父牧師がいるかもしれない場所で
「神などいない」と、豪語できるものでしょうか。

メッセージやりとりで、現実社会には悲惨な事件が多く
もし神がいるのなら、不幸な現象を取り去ってしかるべきだ
そういう観点から書かれた文章だということは、分かりました。
それならば、そう書けばよかったのです。

信仰に携わるものが、同じ日本で不幸な事故や事件を目の当たりにし
それでもなお、神への祈りと共に生きているのには
それぞれに想いがあり、信念があるからです。

そのフレンドの方が、不幸な事故や事件が世界からなくなるように
1日でも真摯に神に依り頼み、祈ったことがあるのかは分かりません。
しかし、少なくとも私の信じる神は、現世ご利益主義的な存在ではないのです。

もちろん、信仰する宗教がなかったとしても、語るのは自由です。
ただ、口にしたことについて深い考察もなく、責任を負う覚悟もないなら
言葉は慎まれたほうが、無難です。

若い方々へ示唆に富む内容のログを、好んでお書きになるのであれば
まずご自身の言葉を、省みるべきです。


■最後に。
たった一言を受け入れられないのは、私の偏狭さだ。
そう思われる方は、恐らく私とは、合わない方です。
今後、私のログを読む時間も無駄だと思いますので
ただちに、フレンド登録の解除をしてください。

このデジログへのコメント

  • RyuTa 2016年02月08日 03:38

    >私はコメント…で喰ってかかり

    規約に違反しない限り自分のログには各人の思うことを書く自由がある。だからこのログが書ける
    だが他人のログへのコメントには同じ自由はない。だからログ主に削除権能がある

  • あにす 2016年02月08日 22:41

    > RyuTaさん
    コメントを削除せず、私のいちゃもんに回答してくれただけでも
    彼は誠実だったのでしょう。今回のログに関しては、他の方からも
    忠告や意見をもらったので、勉強になっています。

  • あにす 2016年02月10日 15:24

    > モチモチのきさん
    ドストエフスキーは「罪と罰」の重さから
    他作品に手を出せませんでした。
    学がなくて、すみません><

    でも、皮肉めいたコメントのような気はします・・・
    本当にすみません・・・

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