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漫画に教わった知識【原発の仕組み】
2016年01月30日 20:01
『正義の四人』
画:松森正
日本文芸社 1984年
『18階の男』収録
現在 入手不可
『正義の四人』
アダルティな劇画の先駆者にして第一人者である松森正の短篇作品。
【ストーリー】
四人の男女へのインタビューによって、世間には知らされない原発事故の模様が語られ、原子力発電所内の内幕が明かされる――
興味深いのは、
「原発で発電した電力は安くない。電気料金が跳ね上がらないのは、政府が補填しているだけだ」
のくだり。
これには、少し説明が必要だろう。
電気料金には、電力会社の全ての経費を上乗せ出来ることになっている。
つまり、原発を造る費用は全額を消費者が負担するため、全てイイ値での取引になる。
少しでも安い部品を探す、そんな必要はどこにもないのだ。
原発に関連する全てが、事実上の青天井の予算だ。当然、設備投資の初期費用は莫大な金額となる。
これをいきなりには、電気料金に上乗せは無理だ。だから最初だけは政府が補填することになる。
政府と云っても、遣われる税金は国民から徴収したお金。
電力会社にせよ、政府にせよ、誰も自腹は切らないで済むように考えられた仕組みって訳。
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