「一億総○○」でひとまとめにしないカナダの新内閣に注目！

先月誕生したカナダのジャスティン・トルドー（44）内閣。

同国のピエール・トルドー元首相の長男だが、

日本の２世政治家とはレベルが違いそうだ。

閣僚30人のちょうど半数の15人が女性だ。

閣僚の集合写真には、車いすの人、ターバンを巻くシーク教徒の人、

先住民や移民など、いろいろだ。

マスコミにその理由を問われると「2015年だから」。

時代の要請という意味を簡潔な言葉で表現し、

「最近では一番クール」とツウィートするセレブも。

閣僚ポストも、スポーツ・障害者大臣、女性の地位大臣、

家庭・子供・社会開発大臣、移民・難民・市民権大臣、

先住民・北方大臣といろいろだ。

世界的に反移民や排外主義的な風潮になりつつある中で、

シリア難民２万５千人の受け入れを表明し、

今月10日には首相自ら難民を出迎えた。

多文化主義の理想を守ろうとする姿勢に注目したい。