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2015年09月30日 19:32

頌

(月報その他)・「加藤周一氏をめぐる断片語」(桑原武夫加藤氏は感動を醒めた言葉でしか語らない。彼は人を酔わしめることがない。人を醒まそうとする。・「加藤さんとアメリカ」(松山幸雄)実力ナンバーワンの在野の剣客アメリカに何かを「与えるgive」ものを持ち、アメリカ側から一目置かせることが出来なければ、アメリカ側から何かを「得るtake」することは出来ない。・「文学史思想史について」(丸山真男)私は自分では研究者仲間からディレッタントと思われるくらい比較的に関心対象が広いほうだと思ってますが、その私が逆立ちしても加藤君の視界には及ばない。加藤君の守備範囲が広すぎるのではなく、日本の文学者やアカデミシャンの守備範囲(或は攻略範囲)が狭すぎるから余計目立つのです。
・ 「加藤周一氏の文体について」
木下順二)・・・『羊の歌』の文体は、主観と客観の両方の視点を、一層自由に交錯させている。(ブレヒトのいう)Verfremdungseffekt(異化効果)のお陰である。
・ 「師としての加藤さん」
(マイケル・ライシュ)・・・セミナーで、その卓越した頭脳と、必ずといっていいほど卓越した知識を示す一方、学生も教師と対等なのだとそれとなく語りかけてくる、独特の魅力を持っていた。

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