- 名前
- 明智
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 行宛のないドライブもいいのですが、なにか美味いものを食べに行ったり、珍しいものを観に...
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初めての「再会」その1
2007年01月25日 18:58
彼女とメールで知り合い、そして電話で話し、受話器を通して心も体も結ばれて約半年。
5月、友人の結婚披露宴に出席していた時のことだった。
ふいに携帯電話から、メール着信メロディが鳴った。
彼女からだった。
「こんな時間に珍しいな」
いつもは遠慮してなのか、昼間の働いている時間には滅多にメールなんて打ってこない。それが今日はどうしたことか、まだ昼過ぎだというのにメールを出してきた。
披露宴会場で携帯をいじるのもみっともないので、テーブルの陰に隠しながら画面を見ると、今でこそ良く覚えていないが、何も緊急性のない、他愛のない挨拶程度の文章が一行あっただけだったので、そのまま携帯を胸ポケットに仕舞い、披露宴が終わるまでそれっきりにしておいた。
披露宴も終わり、披露宴に出席していた友人の女性をクルマで送ることにして早々に会場を離れた。
友人を自宅に送り届けると、帰りの高速道路で何の気なしに、それこそ思い出したかのように携帯のメールをもう一度見てみた。
すると、メールの画面がスクロールする。一行きりのメールではなく、スクロールさせればまだ続きがあったことに気づく。
「来ちゃった」
は?
どこに?
そういえば…。
彼女には大ファンのアーティストがいるのだが、そのライブツアーの真っ最中。今日は東京で行われるはずだった。
「もしかしてライブ観に来てるの?」
友達を送り届けるのにせっかく都内まで行っていたのに、もう自宅のすぐそばまで戻ってきてしまってから、彼女が都内にいることが分かった。もはや緊急事態、Uターンして都内方面に走るべきか…。
しかし、その日は結婚披露宴が職場のすぐそばであったこともあり、披露宴が終わったら仕事に戻ることになっていた。さすがにすぐに戻る気もしなかったので、わざわざ友人を送り届けることにしたのだが、何もかも裏目に出てしまった格好になった。
「とりあえず、ライブが終わったらメールして!会場のすぐそばまでクルマで行って待ってるから」
メールの返事を打つと、礼服のまま職場に入った。
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