趣味は読書、正統派？趣味は読書

車谷長吉の作品に、何度か弟が出て来て、とても無垢で純粋な人間に描かれている。
僕は、時折、主人公以上に魅力を感じることがある。
僕個人の考えだが、小説を読むのは、側から見ていると、当たり前だが、活字を読んでいるだけのように見える。中には、本当に字面だけを追っている人もいるだろう。しかし、それは勿体無い。努力してでも、あらゆるシーンを、時には読むのを中断してでも、頭に思い浮かべ想像するのだ。すると、つまらないと思っていた作品でも、自分だけのオリジナル映画になるかもしれない。
それは、作者の意図する世界とは違うかもしれないが、それはそれで正しい。
毎日、新たな脳内映画を見るつもりで本を読んだら面白いかも。
ちなみに僕は、若い頃電車の中で、スティーブンキングの、「ミザリー」の作家の足を傷つけるシーンを読んで本当に気分が悪くなった事がある。