容疑者になりかけた・・・

3年ぐらい前の冬、仕事終わった後に同期と二人で車で帰った夜の出来事・・・ちなみに、本当に体験した話です。

住んでる部屋からちょっと離れた場所に駐車場と契約してたので、いつものように車を駐車して同期二人で部屋へ歩いてました。

歩いてる途中に、女性もののジャケットが道路の真ん中に落ちてました。近くの家から洗濯ものが落ちてるのかなぐらいに思ってたんだよね。

そしたら、5メートル前の方にスカートが落ちてて、さらに先に女性下着が落ちてました。しかも明らかに洗濯ものを干してて落ちたものに見えない。いかにも、脱ぎました、いや、脱がされた？・・・

二人とも無口になって、これは事件？と思い、すぐ近くに公園があったんで、事件に巻き込まれた人がいるんじゃないかと探しました。他の場所も探しました。事件後のショックで動けない状態じゃないかと焦りました。

もう自分たちの手に負えるものじゃないと思って、警察に電話しました。すると、すぐに警察官が来て事情を説明すると、「これは刑事を呼ぶ必要がるな」と警察官同士で話してました。

それで、刑事と思われる私服の数人が来ました。警察官と合わせて10人以上だったかな。警察の皆さんは、近くの家やマンションに聞き込みを始めた。

で、俺たちはというと、事情聴取をその場で受けました。具体的に説明すると、「何故、脱がされたって思ったの？」と聞かれて、ジャケットのポケットにタバコとか入ってたんで、洗濯ものじゃないと思ったと答えた。すると、「あなたはポケットの中身を知ってるんですね。ポケットのものを触った？」と聞かれ、もちろんYESと答えた。

・・・しまった、俺の指紋をつけてしまった・・・犯人見つからなかったら、俺が容疑者？・・・まだまだ、俺には輝かしい人生が待ってる（はずだ。。。）。こんなとこで、立ち止まっているわけにはいかないと、すごーく焦りました。自分の免許証をコピーで取られ、自宅・勤務先の情報をメモに取られました。

これで、俺は冤罪で捕まるのかな。俺の人生は終わるかもしれない・・・冬で寒いはずなのに、寒さを感じずに呆然と現場に警察官と立っていたところ・・・

ヤンキー風の女性がこっちに歩いてきて、、、せっせと、道路の上にある服を拾い始めた！みんな唖然・・・


警官「君、何をしてるんだ！触っちゃだめだ！」
女性「アタシんだから、いいだろ！うるせぇ！！！！」

警官「え？本当に君の服なの？君は大丈夫なのか？どこか怪我してないか？」
女性「してねぇよ。うるせいな。」

警官「ちょっと待って。何で君の服が道路の上に落ちてるの？」
女性「旦那が脱がしたんだよ。酔っ払って機嫌悪くなった旦那が、歩いてる時に強引に脱がしたんだよ。文句あんだったら、旦那を捕まえてよ。アイツ暴力振るうんだよ。」
警官「・・・」


近くの警官がみんなで、彼女の家に行ってしまった。俺達は二人、現場に取り残され、やっと寒さを感じれるぐらいに感覚が戻ってきた。

何分かしたら、警官が一人戻ってきて、「夫婦喧嘩で、事件ではありませんでした。もう戻ってもらって大丈夫なんで」・・・

部屋に戻ったら、仕事の帰り際にコンビニで買った弁当が、レジで温めてもらったはずなのに、冷たーくなってました。ちなみに、インターネットでその日の運勢を見たら、自分の運勢は最悪でした。

あー、良かった。でも、腹立たしい！！！！ヤンキーの夫婦喧嘩に、冬の寒空の下、2時間もサスペンスドラマに付き合わされた。。。

しつこいようですが、本当の話です。