- 名前
- カート
- 性別
- ♂
- 年齢
- 36歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- はじめましてカートです! 草食系男子です!草喰らって生きてます!牧草大好きッ! 金は...
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雨。
2013年06月09日 23:59
こんばんは、カートです。
今日は「雨が好きか?」というお題で書きたいと思います。
そうですね、どちらかと言えば雨は嫌いですね。
でもたまに雨でうれしい日もあります。
新しい傘を買った時だとか、そんな日は雨って少しうれしいですよね。
昔、僕が小学校低学年の頃。
僕は低学年お決まりのあの黄色い傘があまり好きになれなくて
それを何故かおじいちゃんに話した。
おじいちゃんは「そうかそうか」と聞いてくれていた(気がする)。
その日はそのまま家族に連れられて帰り。
きょうのおじいちゃんおばあちゃん家で食べたごはんはおいしかったな、
おじいちゃんからまたしこたま単三電池をもらったぞ!
と良い気分で眠りについた。(気がする・・というかいつもそうだった)
それからしばらくたって僕は再びおじいちゃんおばあちゃんの家に行った。
するとおじいちゃんが
「カトちゃんカトちゃん(決して「ぺ」の人では無い)ちょっとおいで」
と言い、リビングでおばあちゃんが入れてくれた砂糖たっぷりのアイスティーを飲んでいる僕を玄関へ呼んだ。
(余談だがこの頃何故かおばあちゃんはアイスティーにガムシロップではなく普通の砂糖を入れていた
とけるわけ無いので甘くなく、そのくせ飲み終わりにかけてはバカみたいな甘さと
口のなかのじゃりじゃり感にいつも疑問を思っていた)
僕が疑問符を頭にたくさん書きながら玄関まで行くとおじいちゃんはたくさんの大人用の傘を
持ち「さあどれがいい?好きな物をあげるよ」と僕に言ってくれた。
僕はそれがすごくうれしかった。何の気なしに言った言葉をちゃんと覚えていてくれたのだ。
その中から僕は一つ柄の部分がステッキの様になった傘を選び、お礼を言った。
その日から雨が降ることが楽しみで仕方なくなった。
早くさしたい一心で毎日その傘と空を見ていた。
ある日、念願の雨が降った。
それも大雨だ。
僕は喜びおじいちゃんからもらった傘を持ち早々と学校へ向かった。
その途中同じ登校班の友達が傘をさしたままおもいきりふると傘がさかさまになる!
そしてそれを天に向け雨をためる!というおそろしくもばかばかしい、それでいて
大人から見るとほほえましい遊びをしはじめた。
僕はおじいちゃんからもらった傘がこわれたら嫌だからと最初はやらないときめていたのに
しだいにその遊びがしたくてしかたなくなった。
そしてその決断は友達が楽しそうにすればするほど緩み
ついに僕はやってしまった。
結果、傘の骨が折れその傘は使い物にならなくなってしまった。
それから僕は涙をこらえて「忘れ物をした」と嘘をつき壊れた傘をもって一度家に帰った。
友達にばかにされるのが嫌でこらえていた涙も友達の声が聞こえなくなった瞬間から
こらえきれず流れに流れ、最後には大声で泣きながら家に帰った記憶がある。
懐かしいな、とふとそんな記憶がよみがえってきた。
余談だけどそれからおじいちゃんは僕や兄が家に行くたびに傘をくれた。
すぐに僕の家の傘立てには入りきらなくなり、母親がおじいちゃんを説教していた。
後で聞くとあの傘はおじいちゃんの職場に忘れられていた傘達だったとか。
今はもうその時もらった傘のほとんどが僕の実家にもないが
兄は今でもおじいちゃんからもらった傘を大事に使っている。
僕も大事にしていれば今頃形見の一つとなっただろうに、少し、後悔している。
まあ、数えきれない程もらったのだから、僕の中の価値観が狂ったことも無理は無いのかもだけど。。
このデジログへのコメント
*・ゆに・* さん
コメントありがとうございます!!
温かいです、温かいからこそ思い出すと切なくて
なにもできなくなりますよね(祖母はまだいきてるけど)
え!?盗まれちゃったんですか!?汗
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