- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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今見ている森は...
2006年11月08日 12:40
一つの遷移、
変化の諸相の
一端を見ているだけに
過ぎない様に...
今、身をほぐし、
内蔵を選り分け
骨をよけてさばく
秋刀魚の様に...
その親があり、
その子として
存在するに過ぎない
世代交代の
遺伝子を残さなければ
消えて行くと言う、
松明行列の
かろうじて受け継れ
受け渡されて来た
生命の
その最後かどうか
繋れてゆく一端に過ぎない
存在論は
その世代交代、輪廻
遷移の過程を無視し、
石ころの存在とか
道具の存在とか
孤立した私の
存在とか...
つまりはプロテスタントの孤立、
超越神との関係へと
導く策略にすぎない。
今見ている森の
土の下には、
次の世代の森の
次の春の
森が待ち
今さばいたさんまには
来たるべき
秋のさんまが
北の海に
おぼつかない
しらすの泳ぎを
泳いでいるのか...
存在論があるのなら
今見る森の下草から
しめった落ち葉の
踏み分けて...
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