私はここにいます。その4パリは燃えているか

だから日常生活が嫌になって春にローマとパリに行った。大人の街だったね。なんかみんな自分の人生を持っているようだった。また行きたいね。またいける人生を送るというか過ごしていきたいね。
何しろオペラ座の通りしかわかんないからそこを歩いているうちによるの8時になった。そのクッキー屋さんは閉店だった。まだいいと日本語で聞くと、大丈夫ですとたぶんフランス語で，きれいな缶が５ユーロ(５００円)こりゃあ安いと５缶頼むと中身は自分で選んでとたぶんフランス語で、じゃあ中身を入れるの手伝ってと(ここはアッシが英語で)中身を入れると５缶で９０ユーロ(９千円になった)４人のかわいいフランス人形みたいなマドモアゼルが送りだしてくれた。角を曲がると一人が追いかけてきた。なにしろパリの洋菓子店の若い店員だ。その服装もアキバのインチキメードとは比べ物にならない。
その一人が、ホテルに帰って食べようと思った缶に入っていない袋を持って追いかけてきた。たった一言知っているフランス語で
MERCIというと、おじさんたら、ホテルで食べるのを忘れてるよとたぶんフランス語でその子は言った。夜の８時なのに夕日がきれいでね。こんな時間も持たなくちゃねと思った
だからまた行く。