ホームレス

大震災で家と職を失った若い連中が、ホームレスになっている。仙台はいっぱいいる。

ホームレスは昔からある、もっと前は乞食と言った、コジキ、知ってるかい？

敗戦までの日本は、国家の仕組みが差別を前提に成り立っていた。明治維新で幕府のカースト制度を解放して四民平等の理念を掲げた。福沢は封建制度は親の敵とまで言った。

しかし、実質的に、弥生時代から2000年以上続いてきた差別はなかなかなくなるものでない。

徳川幕府みたいに、差別を前提とした社会システムでは、ヒトを統治することは非常に便利だ。階層が違いば、もうヒトでないから、何やってもいい、殺してもいい。うんで、文句一つ言えない。これが差別だ。

沖縄でアメリカ兵の少女暴行や女凌辱、文句一つ言えない。治外法権という差別があるからだ。
なんなことはない、アメリカは鼻ほどにも日本を独立ことは思っていない。典型的な差別がある。

明治の先人が幕府が結んだ不平等条約をあれほど困難を極めて回復したが、戦争に負けていともあっさり、元の木阿弥になってしまった。

差別の本性は、動物以上ヒト未満、これに尽きる。人でなし、だ。差別があると殺しても罪に問われない、武士が百姓を殺しても罪に問われない。アメリカ兵が少女を殺しても罪に問われない。

原発事故で人を殺しても罪に問われない、政府東電に差別があるからだ。

大震災で住まいなく震えているのに、泰然と公務員宿舎を平気で建てる、差別があるからだ。

小中校生がホームレスを殺しても罪の意識がない、差別意識があるからだ。

あなたが、ホームレスをみて汚いと思う、差別意識があるからだ。その証拠に子供を近寄せないだろ。

ホームレスをみて、働けよ、とうそぶく。差別意識があるからだ。

自己責任というコトバで押しつける、差別意識があるからだ。

昔、敗戦で差別国家から民主主義平等国家を目指した。大日本帝国はまだまだ、徳川幕府ほどひどくはないにしても、差別を温存して社会システムが成り立っていた。
敗戦によって、百姓という農奴は、マッカーサーによって土地をもらって農民になった。日本開闢以来の出来事だ。

民主主義国家、日本は明治以来の社会システムの上では完全に差別を撤廃した。しかし、意識はそう簡単に払拭できるもの出ない。

今日まで今なお続いている。

職を失うと、ヒトでなくなる、人間未満だ。
飢餓になると人間でなくなる、鬼畜になる。

うんで、民主主義国家では、博愛平等という近代国家理念から、飢餓と失業に神経をとがらせるのだ。

逆から言えば、この失業と飢餓にまともに対応しない国家は、インチキということになる。

もっといえば、ホームレスがいる国家は国家の恥になる、つまり、日本の為政者は恥知らずということになるのだ。

そして、ホームレスを汚いと言って、交わることを拒否するものは差別の、恥知らずの意識を持っていることになる。


いいか、ホームレスは自己責任でない、国会議員と公務員の差別がもたらした果実だ。

そして、そんな懐ばかり暖める差別代議士を選んだのはあなただ。

ホームレスは自己責任でない、自己責任を押しつける役人と代議士は狡い。
狡いヤツを野放しにするオレとあなたはもっと狡い。

見て見ぬふりをしてるからだ。

ホームレスをなくすのは簡単だ、国会議員と役人を入れ替えればいい、タダそれだけだ。

どうだ、簡単だろ。