絶交の話

＋友達と絶交したきっかけランキング＋

あなたは「絶交」したことがありますか??
まず、何を持って絶交か、見てみましょうか。

1位：ささいな口げんか
2位：陰口を言われた
3位：恋の三角関係
4位：嘘をつかれた
5位：依存されすぎた

辞書で調べると…「交際を絶つこと」とあります。
うん、そのまんま…。

僕なりにもっと付け足せばこうじゃないかな??
「相手のことを心底嫌いになり、もう二度と口利かないぞ」っていう意識を持っての、交際を絶つこと、ではないかな。

だとしたら、僕は、僕からは絶交をしたことはないです。
でも、されたことはたくさん、あります、後で書きます。

絶交っていうのもある種の時代の影響を受けるものだと思うんですね、昔と今では絶交の重みが違う気がします。
昔は「重かった」んですね、多分、絶交と言う行為は。

今と比べて携帯電話やメール、パソコン、ニンテンドーDSとかPSPなどの媒体がなかった時代、そうですね今から30～40年前に遡りましょうか。
そんな時代は、例えば学校が終われば、どこかの喫茶店に集まって、夕方からコーヒー一杯で仲間とおしゃべりするのが流行っていたんですね。
今と比べて何しろ、遊ぶ場所があまりなかったから、というのもあったからでしょう。途中で友達が1人2人帰り、また新しい仲間が入店してくる。
「いつもの場所」で話が通じるから、毎日集まることができる。
時折サンドイッチを頼みつつ、入れ替わりでまた誰かが何かを注文する、コーヒー一杯でいてもマスターがうるさくない時代でした。

家に帰ってからは基本、友達とのやりとりってなかったんだと思います、家電話は子機がないから、おそらく居間に備えてある電話で友達との密な話をするのは、家族がいる手前、あまりしなかっただろうって考えていますから。

と、すると、今、現代よりも、友達といる時間というのは当たり前で、交流のメインがとにかく「会うこと」、喫茶店やパブなんかでお喋りしながら、食ったり飲んだりすることが「交流」だったんですね。

そんな毎日顔を合わせるような間柄での「絶交」っていうのはなかなか勇気が要りますよ。
現代よりも行動の規模が小さい分、1人との絶交っていうのが影響が大きいのでは、と思います。
だから、「重かった」んだと思います。

でも、現代では絶交は「軽い」んだと思います。
絶交しやすい世の中になった、切りやすい世の中と言うことだと思います。

何を言ってるかっていうと、現代は逆に、携帯電話やメール、パソコンや携帯型ゲーム機を持っていることが当たり前になりました。
交流のメインが「会うこと」だった昔と比べて、今の交流ではさらに「つながっていること」というのが増えました。
もちろん、会うこと、も交流としてありますが、こうしてミクシーなんかのSNSだったり、ここ、デジカフェのような出会い系サイトであったり、実際に対面しない形での交流、「つながっていること」という形が、大きな影響を与えているのだと思います。

で、いろんな記事を読んでいると、こういうことがあったら「あぁ、切られたんだな、絶交されたんだな」と感じる、というのがありましたから紹介します。

1：アドレス・電話番号を変更された。

何も、「嫌いだから切った」わけではない、というのが相手のとりあえずの「理由・言い訳」になるのですが、実際どっちとも言えません。
と言うのも、アドレス交換したはいいが、結局そんなにやりとりしないな～っていうことがあれば、じゃあ別に登録しておく意味はないよな、ってことで変更したとて、次回からは通知しない、というのことなんですよね。で、思うにこれは、女性はごく普通にやることだと思います。多分、全く悪いことだとは思わず、自然にやっていると思います。詳しい理論は僕のログ…ウラにもありますし、オモテにもいくつか書いたことがありますね。簡単に言うと、女性って「好き嫌いは別として、特別外見に興味がない相手なら、自分(私)に興味もってアプローチしてこない人は、いないも同然」なんですよね。だから、「アプローチ何度もされて、気になってくる」のが女性です、アプローチなしでも好きになるのが男性だ、って書いたことがあります。好き嫌い、って別に付き合いたい相手っていうことじゃないですよ??「来たらもしかしたら返事するけど、あえて自分からは送らない」っていうことです。だから、こう言う形で切られたことはたくさんあります。

実質、これが、違う環境(職場、学校が違う相手)にいる相手だとしたら、絶交も同然ですよね、だって会うにも「連絡」できないのですから。

2：SNS関係でつながりを切られた。

僕はこれ、結構悲しかったことがあるんですよね。「親しい」と僕は感じていた女友達2人から、ミクシーで切られたことがあります。
どうも女性は切るのが上手いですね。
2人とも小学校からの友達・知り合いで当時は一緒に出かけるくらいの間柄でした。
中学・高校は同じではなく、大学に入ったくらいの時にばったり会うことがあって、メルアドの交換、さらに話す中でミクシーをやっていることがわかったのでじゃあマイミクしよう、ということで「つながった」わけです。で、まぁ、最初のころは適度にコメントなんかのレスポンスもあったりして、交流がなかった中高6年間を埋めるような気もしてたんですね。誇大でいえば、これからまた仲を復活できるんだな、なんて思っていたりしました。でも、うち1人の誕生日になりまして、携帯のメールでおめでとうメールしたら、変更されていて送れなかったんですね。「彼女は友達が多いから、アドレス変更の際にミスがあったんだ、きっと」なんていうポジティブな言い訳をして、じゃあミクシーの方のメールを介しておめでとうを言おうと思いました。まぁつながっているので送れますよね、でその時馬鹿なこと言ったな～って思ったのは「携帯で送ったら送れなかったんだ～」って言ったんですよね、それからじきに切られてましたね、ミクシーのメール返事もなく、と言う感じで。でも前から何となく予感はしてましたね、ちょっと待てよなんか変だぞ、って。で、もう1人はこれは確実に切られない大丈夫だって思ってたのに、切られたんですよね。謎。理由もわからない。でもこれは後にわかりました。たまたま再会しまして、30分くらい立ち話して、それから移動して2時間くらいスタバで話しましたよ。僕が勇気出して会って最初の方でミクシーについてぶっこんだんですよね話題を(笑)したら、知り合いでもない私の女友達にメールしたでしょ??って言われて、全く記憶になかったのですが、後で見たら確かに切られるちょっと前にしてましたね、なんでメールしたんだろうな。「可愛かったから??」って突っ込まれたんですけど、違いますって言いました、違うんだよな、何だったか…。で、またその人とはつながりが再開したので良かったです、誤解が解けて。

3：話しかけても相手にされない。

こんなこともあるようですが、あまり大人とは言えないですよね。
賢い大人なら、表面上は上手くへらへらして、とりあえず文句言われないだけの、最低限の、相手に不快感を与えないだけのやりとりをすればいいんですよ。
いい大人になって、中学生じゃあるまいし、一時の感情で相手にしないのは子どもじみてる、と思います。

まぁ…いましたが(笑)あいつは変わってなかったな～、20歳にもなるのに、わがままで情けない、そう思われるんですよ、周りからね。
さすがにこれはなしにしましょうね。

で…僕はあんまりその時の感情に任せて「絶交」をしてはいけないと思います。
子どもじみてるなんてさっきは言いましたが、絶交してやっぱりしなきゃよかったって思う人もいるでしょう。

子どものときは良いんですよね、絶交しても。でも大人になると、それが仕事だったり、何か自分のやることの上で弊害が出ることがあると思います。

「別にあいつを切ったって、あいつとは別の世界で生きてるんだし問題ないよ」って思うかもしれませんが、意外と、世間に出ると大きいって思ってた世間が、狭いと思うことってないですか??

実はあのときのあの人が、自分の今の彼女、彼氏の親友だ、とか絶交した人の仲間が今の上司だとか、同僚だとか、意外と人間関係って探っていくとすぐ知っている人にぶちあたることもあります。

だから、大人になればなるほど、「上手くやれよ」ってことです。
何を言っているかっていうと、白黒つけずに「灰色」でのらりくらりして、極端なことはしない方がいいぞ、ってことです。

子どもの時は、嫌なもののは嫌だし、好きなものは好きだし、白黒はっきりしてて、それがポリシーでかっこよかったんだけれど、大人になると「矛盾」が生じてくる。
時には白だし黒だし、何でもアリになる、だから子どもから見たら、大人は「ずるい」んですよね(笑)

勝ちか、負けかの世界の住人が、突然「引き分け」「不戦勝」を見るわけですからね。

僕は絶交したことがありませんし、アドレス通知をしなかったことも、SNSで切ったこともないです。

相手に「嫌っている」という誤解を与えないような行動も、大人になると必要ですよね。