- 名前
- くまごろう
- 性別
- ♂
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 鳥取
- 自己紹介
- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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スーパーのキュウリはなんでマズイのか
2011年09月07日 23:49
答え:
農家の怠慢と消費者の無知のせいで、おいしいキュウリが店頭から消えました。
今の主流は、かぼちゃの台木に接木したキュウリ苗。
かぼちゃの性質を引き継いだキュウリというのは、表面が黒々テカテカして、いかにも新鮮そうに見えます。
生産的にも、病気に強くなり、長期間の収穫が可能になるから非常に効率がよくなる。
実はそこが問題なんです。
かぼちゃの台木を使うと、外皮が硬くなる。
結構小さいうちじゃないと丸かじりなんてとてもできない。アゴがくたくたになってしまいますから。
接木をしないキュウリ苗から収穫すると、色の薄めな皮の柔らかなものが採れます。
そういうキュウリには、表面にブルームといわれる白い粉のようなものがついています。
外皮の色が薄いということは、それだけ柔らかいということです。味もしっかり分かります。
これを「農薬がついている」と勘違いして騒ぐ消費者が増えたため、今のようなテカテカキュウリしか並ばなくなったんです。
このテカテカキュウリ、ブルームレスキュウリといいます。
消費者の勘違いはまだあります。
「曲がったキュウリのほうがうまい」というのも完全な思い込みによる間違いです。
なぜ曲がるかというと、受粉が均等にならなかったために種子が発育しない部分が出来るから。
均等に種子が発育すれば、まっすぐ生育するものなんです。
均等に発育するほうが全体にうまみが蓄積されるわけだから、まっすぐなキュウリのほうがうまいはずなんです。
輸送コストも、まっすぐなほうが小さい容積にびっしり詰めることが出来るから、大量に輸送できて負担が軽減できる。
要は生産者もきちんと説明すべきことをしないで、よくわからないまま生産しているから、こういうことになったというわけ。
消費者の顔が見えていない生産者というのは、意外と多いものです。消費者と話をする機会なんて、まずないですからね。
うまいキュウリを作るには、自分で種を買って育てるしか方法はないかもしれません。
我が家はハウス栽培でキュウリ作ってますけど、台木を使わないからとても甘みが感じられます。小学校の給食でも評判いいですよ。
このデジログへのコメント
そうなんですよ!田舎のうちで作ってるきゅうりは別格です!スーパーのは美味しくないから買わない。
> くまこ★さん
スカスカで水気がないキュウリでも見た目しっかりしてるから切ったときの落胆がすごいですよね。
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