安野光雅美術館

安野光雅画家のことをわたしよりずっとたくさんご存知の方は多いと思いますが、わたしがこの画家のことを知ったのは、テレビ番組の「遠くへ行きたい」のタイトルバックの絵でした。

誰もが知っている「遠くへ行きたい」の歌とともに懐かしい故郷の絵が描かれて、でも、その絵が特別ではなく、どこにでもある風景で、誰もがきっとこんな水彩を描いてみたいという絵心を掻き立てるものでした。

その作品が画家のものでした。

水彩の作品では画家の作品が有名でした。

若いころに絵を描いてみたいと、油絵の道具を一式購入しました。イーゼル、キャンバス、絵の具、筆と、一式はいまだに押入でホコリをかぶっています。

絵を上手く描ける人を羨ましく思い、楽器を弾ける人も羨ましく思い、きれいな歌を歌える人を羨ましく思い、結局何もできないで一生を終えるって、なんだか寂しい・・・