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私は不思議でたまらない…(内容大変更)

2006年08月22日 13:23

 最近気に入っている,「にほんごであそぼ」シリーズ。
 今回は再び「金子みすず

   私は不思議でたまらない、
   黒い雲からふる雨が、
   銀にひかつてゐることが。

   私は不思議でたまらない、
   青い桑の葉食べてゐる、
   蠶が白くなることが。

   私は不思議でたまらない、
   たれもいぢらぬ夕顔が、
   ひとりでぱらりと開くのが。

   私は不思議でたまらない、
   誰にきいても笑つてて、
   あたりまへだ、といふことが。

金子みすずファンは知っている中でもかなり多い。
何故そんなにファンが多いのか?
恐らくそれは,その詩の感覚のみずみずしさなのではないかと思う。
みずみずしい,という言葉で個人的に思うのが,まだ言葉の喋れないこどもの発想・想いだったりする。
金子みすずの視線は,こどもの視線の延長されたところをしっかり見ているのではないかなぁ?と思う。
実際,「確かになぁ」と感じるものが多い。
不思議な出来事の中には,科学的に解説されたくない事柄がある。
もしそんなことを説明されたらこの「野暮」がぁ!
という感じがする。
 きっと,説明されることのない不思議なものとして持っておきたいことを言葉にしているから長く多く愛されているんだと想う。

 またしても金子みすずですが,皆さんはどう思いますか?

このデジログへのコメント

  • 雨音 2008年03月09日 22:31

    金子みすず氏はとてもいい詩人だとおもいます。あなたが言うように、彼女の中には「子ども」がいるから。

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