【失笑…賞取りのﾃﾞｷﾚｰｽぶり】

レコ大は今年も
完全デキレース!?
韓国勢の猛攻と
「売れてないのにナゼ？」
のエイベックス勢
(メンズサイゾー)

　年末の風物詩である「日本レコード大賞」（以下、レコ大）。第52回目となる今年も、大賞候補となる優秀作品賞などがすでに発表されている。だが、かつては商業音楽界の最高峰とまで言われた権威ある賞だったレコ大も、ここ数年は決して売れているとは言えない曲を優秀作品と認めるなど「どう見てもデキレース（笑）」と一般人すら失笑するレベルにまで失墜している。

　「2007年は、バーニングプロダクションと研音が推すコブクロ。08年はエイベックスのEXILE。昨年は前者の推す氷川きよしとEXILEの間で調整が難航したものの、EXILEのV2達成というかたちで落ち着きました。今年もEXILEに大賞を獲らせて3年連続というハクをつけたいところですが、CDの売上ではAKB48に圧倒的な差をつけられており、EXILEの受賞はこのままではどう見ても不自然。審査は難航しているようです」（音楽業界関係者）

　EXILEは今年3枚のシングルをリリースしているが、それぞれ20万枚程度のセールスにとどまっている。一方、AKBは「Biginner」でミリオンヒット記録を樹立。今年一年の活躍ぶりを見ても、AKBの受賞が妥当だろう。ちなみに、優秀作品賞、新人賞などの受賞者は以下の通りだ。


【優秀作品賞】

　「I Wish For You」（EXILE）

　「逢いたい理由」（AAA）

　「ありがとう」（いきものがかり）

　「Tell Me Goodbye」（BIG BANG）

　「New World」（w-inds.）

　「Beginner」（AKB48）

　「Readyto be a lady」（GIRL NEXT DOOR）

　「トイレの神様」（植村花菜）

　「虹色のバイヨン」（氷川きよし）

　「松島紀行」（水森かおり）

【新人賞】

　ICONIQ

　菊地まどか

　少女時代

　スマイレージ


　バーニングプロダクションがバックにつく氷川きよし、植村花菜、w-inds.、エイベックスのGIRL NEXT DOOR、AAA、BIG BANG、EXILEなど、実際の"大ヒット"にはまったく結びついていないアーティストばかりがノミネートされているという現実に、あらためて愕然とする。また、大賞候補のBIG BANG、新人賞の少女時代など韓国勢の動きも目立つ。

「ガルネクやAAAはCDリリースしても決して"売れている"というイメージはありませんし、実売数も数万枚程度なのですが、今年も大賞候補にねじ込んでくるとは。昨年も、ガルネクと倖田來未がエイベックス枠として受賞していました。ガルネクに至っては一昨年、新人賞にもノミネートされています。ここまでゴリ推ししても、いまひとつ人気につながらないのは、やはり視聴者がこの賞レースにウンザリしているからでは」（前同）

　一方で「本当に売れている」歌手と言えば、前述のAKBや、嵐である。だが嵐の所属するジャニーズ事務所は20年間にわたりレコ大の受賞を辞退し続けてきた。今年は例外的に近藤真彦が【最優秀歌唱賞】を受賞しているが、今後も基本的には辞退するスタンスだという。

「結局、賞を授与するべきアーティストが見当たらないんですよ。去年から今年にかけて、加藤ミリヤや西野カナなど若手女性アーティストが元気でした。毎年ノミネートされているw-inds.や、AAAよりは少なくとも注目度・話題性ともに高い。しかし、レコ大の最終審査を務めるのはスポーツ紙の芸能記者などからなる審査委員。芸能マスコミに強い影響力のある大手芸能プロダクションの上層部に『今年は誰を大賞にする』と命じられれば、逆らえません」（前同）

　レコ大は今年も12月30日夜の生放送。見るも見ないもあなたの自由だが、このような出来レースぶりでは、もはや視聴者の興味をソソることもできないだろう。


【笹パンダ・コメント】

　売れている人が賞を取れない摩訶不思議な「レコード大賞」。

　事務所やレーベルの力関係で決まってしまう現実。

　視聴者の興味もだいぶ無くなってしまいましたね。

　視聴者参加型になれば公正・公平なものに変わると思いますが、どうでしょうか？

　(´・ω・｀) 笹パンダ