逃げ場

若い頃、ある夢があった。27歳の頃、その夢が半分だけ叶ったが、色々あって、そこで諦める事になった。

その当時、同じ志を持つ仲間がたくさんいて、よく徹夜で語り明かした。更に、自分の裁量でいくらでも人と知り合え、どんどん世界が広がって行く事に日々ワクワクしていた。（恐い思いもたくさんしたが）

何でも話せる、精神的に持ちつ持たれつの友人も出来、あっけらかんと心を開く事も出来た。
今にして思えば「苦しい時は、いつでも友人に逃げ込める（失礼）」という安心感からか精神的にも安定していたように思う。

今では、殆ど皆家庭を持ったので遠慮がちになり、また自分が引っ越してしまった事もあって物理的にも会うのが難しくなってしまった。

そうなると…無い。逃げ場が。仕事でも家庭でもないところ、そんな場所は無くなってしまっていた。

ある時、偶然ココを見つけた。「誰もみてないところで一人言が言えれば」程度の気持ちだったが、何だか皆さん優しくて…居心地が良い。