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やっちゃいけない事

2010年10月11日 01:36

最近物騒な世の中になってますね。

外国問題、国内問題とかいった大きな問題だけでなく、
ご近所でのトラブル交通事故
果てはカップルで歩いていただけで刺し殺されちゃう時代
です。

そんな訳でスタンガンとか防犯ブザー、
ナイフなどが売れていたりするそうです。

アメリカでも同様の事が起きているらしく、
あちらでは銃を所有する人が増加中だとか。

自衛もいいけど、一歩間違えば加害者になりうる…。
でもみすみす被害者にはなりたくないし、
泣き寝入りもしたくない!!


そんなあなたに生きるためのヒントを。



むかし戦争がありました。


私達は教育で教えられたはずです。

あなたは過去の日本が大陸でどんな酷い事をしてきたか、
ご存知だと思います。
中国朝鮮東南アジアなどに進出し、現地の人に
多大なる戦争犯罪を犯したこともあったでしょう。

同様に日本も戦争の被害を受けました。
広島長崎にも原爆を落とされ、根こそぎ殺されました。
ソ連に連行され命を落とした人もいます。

60年以上も前の話。
それとも、まだ60年しか経っていない話?

ただ一つ言える事は
時代が次の世代に移りつつある、という事。

過去の贖罪をいつまでも払わなくてはならないのか?
いつまでも謝り続けなくてはならないのか?
いつまでも下手にでなくてはならないのか?
日本に住む我々はそう思ってしまいます。

しかし被害を受けた人間は両親、親戚、祖父母の
悔しさをずっと受け継いでいます。
例え犯罪を起こした国の人間であっても。
まして被害国の被害者
それ以上の怒りを持っていることでしょう。

被害国の人達の怒りは何世代経っても
変わることはないかも知れません。

その負の連鎖を止めるため、
国家間で2次大戦の責任は一応決着しています。

しかし国家間で取り決めた戦争犯罪に対する
責任の放棄はある程度の効果を発揮はしますが、
その国に住んでいる人間が全員納得したわけではありません。
心の奥底では賠償を求めてしまいます。

戦争に対し、心から謝ったという。
ならば悪い事をしたのだからそれなりの誠意が欲しい。

その考えはよく分かるのです。
何度も言うように、我々は加害者であり、
被害者であるのだから。

そして現在。

となりの国の人たちはわだかまりを持って
私達に接します。
何度も言いますが、気持ちはよく分かります。

しかし同時にそれは加害者になるという事。

何処かのガス田を掘ったり、
不当に何処かの土地を占有したり。
それは新たな火種を生み、憎しみの連鎖しか
生み出さないのです。

では責任を個人個人で払うべきでしょうか?
無理でしょう。
国家が払うべきでしょうか?
戦争犯罪者が過去に罰を受けています。
これも無理でしょう。

ヒントがあります。
それは「語り合う」という事。

お互いが未来志向で建設的に考える事。

時に相手を罵倒しあい、
泣き合っても忘れてはいけない事。

我々は今ここに生きています。
自分なりの存在を持って、未来を信じて歩んでいます。
その未来を踏みにじる行為は
決してしてはいけない。

それさえ忘れなければ多分皆と分かち合える事も
あるのかも知れません。

意見を交換しなくてはいけません。
反論しあわなくてはいけません。
線引きをしなくてはいけません。
妥協するラインを伝え合わなくてはなりません。

そして最後に
いつかは罪をゆるさなくてはなりません。

もちろんわだかまりを持ち続ける一族もいるでしょう。
ですが、それは歴史の中のごくわずかな一部に
しなければならないのです。

自分が罪と思った部分を認め、自分の出来うる限りの
所で責任を取る。

被害者にとってはそれが納得できない事もあるし、
それ以上を求めようとするかも知れません。

その話し合いを続ける。


それこそが生きているという「哲学」。




さて話を元に戻します。

人が生きるために一番してはいけないこと。

そうです。

相手を無視するということ。



相手を拒絶して、話し合いをしないのは
自分自身を認めて欲しくない、と言ってるのと同じ。

それは被害者加害者になる瞬間。

相手が気に入らないからと言って
話し合いを避けるのは自分を悪く見せる一番悪いパターン。

人を人として認められないのは
自分を人として見てもらいたくない、と
言っているのと同じ。

相手をまず見つめることから始めましょう。

他人を知ること。

実は

自分を知ることでもあるのですからね。

自省して考えてみたいと思います。




では、また。

このデジログへのコメント

  • 将太朗 2010年10月12日 00:44

    > 美空†さん

    相手の存在を無視するというのは、
    死んだ愛する人を忘れてしまう事と同じ。
    願いを踏みにじる行為です。
    だからこそ、自分を認めてくれる
    親友や家族、社会に感謝したいですね。

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