旅行で失敗しがちな事（準備編）

8月頭に東北旅行へ行ってきました。
ちょいと間隔が空いてますが、今回はその続き。

前回は東北に限らず、日本は緑が豊かなところですよ、
というお話でした（分かりにくいですが）

今回は旅行する際に良くありがちなミスを
指摘していきたいと思います。


まずは計画編から。

よく2泊3日の個人旅行を立てる際にミスするのは
限界まで足を伸ばそう、楽しもうとする事。

これはかなりの大間違いです。

昔北海道の夏の山で凍死者が出た事件があったと思いますが、
あれは完全にこの部類に入ります。

予定が立て込んでるから、キャンセルが怖いから、
計画通りに進まないから、と
自分のペースにあわせられず、慌ててしまう。

そうなると道路状況や天気の大幅な変化に対応しきれず、
注意力が散漫になってしまう。

そのため余計な事故を引き起こしてしまいます。

人はどうあがいてもヒューマンエラーを引き起こす訳で。

それを防ぐにはあらかじめのトレーニングが
必要になってくるのです。


さて具体的に考えていきましょう。

１、まずは目的地を決めます。

２、その目的地での目的を考えます。

３、移動手段を考えます。

４、そこに至るまでの行動を考えます。

５、帰る手段を考えます。

６、移動手段を考えます。

７、帰宅するまでの行動を考えます。

８、天候やロスに対しての強度を考えます。

９、もう一回見直しましょう。

１０、後は実行あるのみ


重要なのは「帰るまでが遠足である」という事。

1泊目と2泊目の目的地の設定にも注意が必要です。

1泊目が例えば最終目的地へ至るまでの中継基地なのでしたら
夜7時ぐらいまでに到着できる質素な宿をチョイス。

1泊目にも目的を求めるのでしたら
昼3時ぐらいまでに現地に到着して、周辺の観光を
するというのがベターでしょう。

次に最終日の宿の選択。
これは最終目的地よりも自宅に近いところに宿を
取るほうがベターです。

もちろん交通手段が発達していて、なおかつ目的地で
過ごすのが目的そのものの場合は除外ですが
（TDLやグアムなどのリゾート地）
最終目的地は折り返し地点でもあるのですから、
それ以上遠くに行ったら予定は狂う一方。
折り返し地点で泊まるのか、
もう少し戻ったところで泊まるのか、
違いは一目瞭然ですね。

宿の選択にも注意してください。

一人旅で、男なら素泊まりコースを。
カップル連れでも素泊まりコースOKな方は周辺に
ちゃんとした食事が出来る場所である事を確認しましょう。

よくありがちなのが目的地があまりに遠くて
宿屋にたどり着けず、宿屋の人に迷惑をかけてしまう事。
よくありますよね。

特に観光地めぐりをしていて、
時間が押してしまうケース。

そういう場合、観光地にランクをつけます。

A、必ず寄りたい場所　

B、短時間でも行きたい場所

C、余裕があれば行きたい場所

行程表に書き記しておくといいです。

また基本的に2時間に1回程度の場所に中継場所
（この場合は観光地）を
セッティングしておき、休憩時間と兼ね合わせると
時間的効率もアップします。

また休憩場所が体力を消耗する場所（エロい意味ではない）
の場合、＋30分を加算すると良いでしょう。

また目的地に早く辿りつき過ぎて困る事ありませんか？

こういう場合は
宿に入る前に計画を練りなおせるチャンスです。
周辺を散策したり、今夜の予定を考えたり、
最終目的地へ思いをはせたり、
とにかく体を休めるのがコツです。

焦らない事。これが旅を満喫する一番のコツと
言えそうです。

最後に計画を立てる際に
一番重要不可欠なのは地図を見る能力。

最近ではドラナビやGOO地図で目的地までの
おおよその時間を記してくれる便利なサイトもありますが、
普通の人は感で行動してしまいます。

自動車の場合、
60キロ＝1時間で進める距離と考えていただければ
よろしいのですが
首都圏、都市圏を走る時や山道走行、リアス式海岸線沿い
は時間がかかる事を加味しないとダメです。

地図でなんかグチャグチャしてるな、と
思ったらその箇所は時間がかかる場所なんだ、と
考えておくのがベターでしょう。

なお海外では地図そのものが貴重品。
無くさないよう、最新の注意をしてくださいね。


長くなったので
次回は「いざ行動編」です。

では、また。