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- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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森鴎外はゴミ同然のヤブ医者だった
2010年08月23日 13:06
著名文学者でもある森鴎外、陸軍軍医だったということはご存知の方も居るでしょう。
彼は文学者としては一流かもしれないが、医師としてはいわゆる「エリート」だったがゆえに、何人もの人命を奪っているというお話。
彼はドイツに医学留学し、「エリート」として帰国します。
当時のドイツ医学というのは、いわゆる最先端の細菌研究だったのです。
日清・日露の両戦争において、多くの戦死者が出ました。
その中でひときわ目を引くのが、脚気(かっけ)の患者。
日露戦争では、陸軍総動員数110万人のうち、じつに21万人。死者が2万7千人あまりという壮絶さでした。
この2万7千人というのは、二〇三高地での戦死者を軽く上回るほどのものです。
現在では、この原因がビタミンB不足であるということが知られていますが、当時は細菌によるものだとされていました。
しかも伝染病だと思われていた。
これに対して海軍。
脚気患者はほぼゼロだったというのです。
原因はわからなくても、かかった人とかからなかった人を観察すれば突破口があるのではないか
これが海軍の医師たちの考え方でした。
下級兵士ほど脚気にかかるのを見つけ出した海軍は、艦内の食事を上級士官と同じにし、栄養を考えた食事を給食として与えました。
これに対して陸軍の医師、とりわけ森たちは
「そもそも脚気菌が見つかってないし、白い飯を食べるのを楽しみにしている下級兵士がたくさんいる」という理由で、食事療法をガン無視。
なんせ、「ドイツ医学こそが世界最高」と信じて疑わないエリート達。
「イギリスなんぞで学んだ医学なんて屁にもならない」
そう信じていたわけです。
日清戦争のときで4千人が脚気で亡くなっています。
日露戦争では、その5倍以上にもふくれあがった。
あろうことか、森を含む陸軍医局は、その後も白米至上主義を貫いて、さらなる被害を与えることになります。
とにかくドイツ医学がいちばんだと。
ここまでくると宗教です。
犯罪ですよ。立派な。
いつの世もエリートという連中は、なぜこのように過ちを犯し続けるのか。
現場を知らない人間が、何の疑いも持たずに被害を拡散していく。
無知蒙昧とは恐ろしいことです。
このデジログへのコメント
> ななせeastさん
知識と現場の経験を融合してこその技術ですよね。
ヤブ医者以外何もないですよね。狭い世界観に怒り爆発ですよ
> クレアRさん
俺大好きな融通のきかないオッサンの典型ですねw
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