夏といえば（ネタバレあり）

夏といえば何を思い浮かべますか？


青空に入道雲

大きく開いたひまわり

麦藁帽子

冷たいカキ氷とスイカ、扇風機

田舎のお婆ちゃんちでの花火大会

海で海水浴

山や林で昆虫採集

そしてひと夏の思い出…。


日本人の誰もが慕情として思い描く
これら古き良き昭和の思い出。

現実は厳しいものです。

特に社会人となってからは
そんな思い出なんてくそくらえ状態の生活が
続き、意図的に計画を立てなければ
これら古き良き田舎の、日本の夏は
過ごせない事が
最近分かってきました（←いくらなんでも遅すぎ）

陽水さんや達郎さんのような
夏の名曲のような休みを
久々に取りたいなぁ、と切実に思う私です。


以下ネタバレありなので
見たくない方はここまで。


さて夏と言えば
こちらも恒例、ジブリの長編アニメですが、
ようやく

「借りぐらしのアリエッティ」

を見てきました。

ちょうど花火大会の時だから
1週間ちょい前の話なんですが、
なかなか書き込む機会がなくってごめんなさい。

結論から言うと
ネットで酷評されるほど
悪い作品ではないです。

「ゲド戦記」とは違い、
アニメとしての動きはかなり良かったし、
人物の描写も一級品だと思います。

しかしながら
？？？が多い。物語の展開が微妙なのです。

例えばアリエッティは人間の男の子になぜ
恋をしたのか分からない。

ただ姿を見られ、声をかけられただけなのに
顔を真っ赤にする…。

何故お手伝いさんは小人達を目の敵にして
捕らえようとしていたのか？

謎は解明されぬまま（別にどうでもいい事ですが）
アリエッティ達親子は

「人に見られた」

という戒律に従い、旅立ってしまいました。

うーん、微妙。


思うに、
小さな舞台で少ない人物が動き回るから
どうしても物語が間延びする。

だから映画を盛り上げるため、
かわいそうに小人の母親は
捕らえられてしまったのかな（物語的に）
と若干残念な気分に
させられてしまいました。

父ちゃんはかっこよかったですよ。

個人的には
小人たちの町で
ゴキブリやネズミ、猫達と戦う
冒険ファンタジーにすれば
なんかナウシカみたいな抒情詩になった
かもしれませんね。

もちろんラスボスは人間ですけど。

以上妄想でした。


個人的には佳作、という評価に
させていただきます。


では、また。