- 名前
- 将太朗
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 新潟
- 自己紹介
- ウォーキング始めました。 いつかは山男になるんだい、と汗かき奮闘中。ドライブも出来る...
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表と裏
2010年08月03日 04:40
世の中に本音と建前、
デジカフェにも表と裏があるように、
なかなか自分の気持ちを素直に表現したり、
言ったりする事は恥ずかしいことなのかも知れません。
以前伊豆に旅行に行った際の事です。
現在話題の中心となっている秩父山地を通って、
埼玉方面から山梨へ通り抜けた事があります。
なかなか急峻な道のりで、
ここは本当に埼玉なのかなぁ、と思った箇所が
ありました。
そう、ここが死者9人を出した魔境、
雁坂トンネル付近なのです。
付近は秩父鉄道すら通れない程。
埼玉と山梨が繋がったのもつい5,6年と
意外と時間もも経っていないはず。
国道180号線沿いは確かに秩父アルプスと名づけられても
いいくらい、日本の山を象徴するような
緑深い場所に感じられました。
休日をここで過ごすのも確かに悪くはないです。
レジャーとして森林浴やキャンプをするだけなら、
という前提つきで、
夜や荒天時はお断りしたいですね。
話を主題に移すことにしましょう。
私は今回の事故は実は事件のような気がしてならないのです。
つまり、この山で9人も命が奪われる結果に
なったのは必然だったのではないか、
としか思えないのです。
そうしてそこにはいわば現代病が
潜んでいるような気がしてなりません。
とは言えここでダラダラと書くのも
なんなので、
表と裏というテーマから
某キー局の2人がお亡くなりになられた
第四番目の事件を考えてみたいと思います。
この第四の事件ははっきり言えば、防げたケース。
現代における、
会社と人間の関係を表す好事例です。
人の命を失わせるまでには
いくつかの引き返せるポイントが
いくつもあったように思えます。
以下、箇条書き。
1、なぜヘリコプター事件を下から撮影したかったの?
2、天候が不安定なのになぜ強行したの?
3、緊急性を要するほどのスクープだったの?
4、なぜベテランと素人の組み合わせなの?
5、なぜ日帰りでプランを立てたの?
6、なぜガイドの忠告を無視したの?
7、なぜ軽装だったの?
結論から言うなれば、
状況に見合った行動をしていないのです。
だから、最悪の結果として死んでしまったのです。
どうもトムラウシの事件や
JR西日本の脱線事故にも散見できる
何かに怯えているような
焦りを感じてしまうのです。
それは会社人間が放つ独特のオーラ。
ここでノルマを達成しなきゃ、
自分達の信用が崩壊し、最終的には仕事が回って
来なくなってしまう。
今は不況だし、何が何でも成功させなきゃ
ならない。
期待されているんだから、期待に応えなければ
ならない。
自分自身のためにも少しぐらい安全には目をつぶらなければ
ならない。
「~ねばならない」
これはおそらくキーワードだと思うのです。
人は基本的にその場の雰囲気を考え、
察知し、その先を考える事ができます。
そして表で話す言葉と裏で言われる揶揄。
それを跳ね除けなければ大変な事になってしまいます。
「ねばならない」さんは
そうやって自分自身の選択肢を
狭めていき、ある時事件を起してしまうのです。
人の心が読める分だけ優秀といえますが、
それがアダになってしまうのが
現代社会の恐ろしいところでもあるのです。
余計な想像力が余計な行動に
自らを走らせる…。
そんな焦りがこの悲劇を生み出したような気がして
なりません。切ない世の中ですね。
キー局の偉い人の記者会見を聞く限りでは
どうしてそんな事をした?みたいな印象を
持ってるみたいですけど、
実際はどうなんでしょうかね。
なおこれらの事を
脅迫観念といいます。
それを防ぐにはまず自分中心で考える事。
失敗を恐れない事。
そして時には自分の非を認めること。
結構大事な事かも知れませんね。
「お前は一体誰と戦っているんだ?」
というAA(アスキーアート)が
思い浮かんでしまった私です。
ではまた。
このデジログへのコメント
> 美空さん
多分、私も美空さんも持っている感情だと思います。
焦り、不安、焦燥などのストレスを…。
だから現代社会はストレス社会というのでしょうね。
上手く付き合う方法、見つけたいですね。
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