人はどこから来たのか？そして何処へ行くのか？

　大親友（←最近は照れずに使えている…歳だな）の１人と飲んでいたときに，興味深い話を聞いた。
「人間ってどっから来たと思う？」
「いきなりなんやねん？」
「まぁ，とりあえず考えてみ！」
「そうやなぁ，基本的には猿系やから，そっちの方なんちゃうん？」
「いや，海から来てんねん」
「まぁ，哺乳類にはイルカもおるしなぁ…そういえばこないだテレビでそんなのやっとったわ」
「それはええねん。何で海から来たかっつうのはな，実は漢字から分かんねん」
「ほぉ，どういうこと？聞かしてみ」
「じゃぁな，まず，感情が高ぶってる時が原初的な状況に近いと考えて，そういうときに，人間はどういう行為をすると思う？」
「怒るとか，そういうことか？」
「う～ん，もう一声！」
「はぁ？感動したり，悲しかったりとかか？」
「惜しい！まぁ，ええわ。人間は，感情が高ぶると『なく』ねん。そう思えへん？」
「ま，確かにそうやな」
「『なく』ってどんな字？」
「『さんずいに立つ』やな。」
「さんずいは何を表してんねん？」
「海か？」
「そやねん。そやから，海から立ち上がったっちゅうこっちゃ！」
「なるほどぉ，お前ようそんなこと考えつくなぁ？」
「モノの本で読んだんじゃ。そんで，ほしたら，どうなる？」
「どうなる？どうなんねん？」
「ナミダが出てくるやろ？」
「まぁな。」
「どんな字？」
「『さんずいに戻る』やな」
「やろ？海に戻っていくねん。だから涙は塩っからいねん」
「うお～っ！凄すぎる。それもらってもええか？」
「しゃぁないなぁ」

こいつが大親友で良かったとつくづく思ったわけです。ハイ

　皆さんは，この話，知ってました？