ダイエットに関する諸知識4

というわけで運動のダイエットに関してのちょっとした知識。

　短時間、5～30分程度の運動を毎日する。
　これは悪いことではないです。運動することで体力も付きますし、筋肉が衰えるのを押さえる効果も期待できますから。

　しかしダイエット目的の場合、こういった短時間運動は効率が良くないのです。というのも短時間運動で消費されるのは脂肪ではなく、糖だからです。

　これは体内で生成されるエネルギーなりの化学式だかが関係しているらしいですが、詳しいことは知りません。だって私文系ですから。

　たしかATPというなんたらリン酸だかの生成方法が大きく分けて二つあり、乳酸系と酸素系で後者では糖及び脂肪と酸素を結びつけて有酸素的エネルギー？を生み出すとか何とか。

　まあ難しいのは置いといて結論を言うと――

・短時間運動で消費するもの　→　糖
・長時間運動で消費するもの　→　脂肪

　ということです。実際は両方とも消費しているのですが、わかりやすくするために図を思い浮かべてください。

　Xの字です。

　Xの左上から右下に向かっている線は糖を表し、左下から右上に向かっている線は脂肪です。これは右向きに時間経過を表すと考えてください。ちょうど線が交差する点、そこが運動開始から約90分経過したくらいです。

　つまり90分以下の運動だと脂肪よりも糖が多く消費されます。90分以降の場合は脂肪を中心に糖が消費されるので、ダイエットを目的としている方は90分以上の長時間運動をしないと効果的とはいえないわけですね。

　かといって一時間以上運動をするなんて苦行でしかありません。なのでオススメなのは散歩です。早歩き位が良いかと思います。

　1日2時間くらい、徒歩で遠出してみるくらいが良いのかもしれません。普段から近場へ移動をする際には歩くようにするだけでも効果はあるかもしれませんね。

　歩くときの注意としては歩幅を広くすると良いです。
　地を蹴るときに足を伸ばす感じです。そうすると歩幅は自然と広がりますし、見た目にも格好が良くなります。

　基礎運動は健康に良いですが、どちらかというと肉体改造のような筋肉の成長を目的にしている部分が多々あるので、志望だけを減らしたい場合は長時間の軽めの運動をしてみてください。

　えぇ、散歩オススメ。

　次回は冬場やプールの運動で有名な最適なダイエット。
　褐色脂肪細胞に関して軽くお話してみたいところです。