- 名前
- 絵梨菜
- 性別
- ♀
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 小柄なのでいつも若くみられます。^^ 楽しくメールできる方、待ってます。
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慌てんぼうのサンタクロース。。。
2009年12月21日 22:48
クリスマスなんて大嫌いだった。。。
街は、色とりどりのイルミネーションで賑わう。
家路を急ぐお父さんの右手には、大きなケーキの箱。
家庭は幸せの灯に包まれて、窓の外にまで暖かい空気を流す。
窓の外のマッチ売りの少女は、買って貰えぬマッチを擦り、ありもしない幸せな家庭を夢見てる。。
マッチは売ってはいなかったが（笑）
窓の外の少女は兄弟たちと、幸せな家庭を夢見ることすら忘れてた。。。
「寒いなぁ」
「うん。寒いなぁ」
「もう帰ろうか」
「うん。暗くなって来たしなぁ」
「お父ちゃん、家におるかな？」
「おらんやろ。」
「おったら、かなんな。」
「おらんて。。。」
「クリスマスくらい静かでいたいな。」
「そやなぁ。。。」
「どうせどっかで、酔っ払ってるって。かえってないよ。」
「そうかなぁ。」
「寒いしお腹減ったし帰ろか。」
「うん。雪、降らんかなぁ。」
「雪は、まだ降らんよ。」
「おにぃ。。。おしっこぉ。。。」
「うひゃ！！」
「はよ。かえろ。」
家の前で母親が立っていた。
「お帰りなさい。遅かったし心配してたんよ。」
「ただいまぁ。」
「お父ちゃんは？」
「まだや。」
「そか。。。」
「うん。まだや。。。」
「寒いし、はよ家に入り。」
「お。おしっこぉ。。」
「あらら。大変や。もらさんといてよ！！」
居間には、和風な家具と不似合いなもみの木のツリー。（勿論。プラスチック製の偽物）
偽物のもみの木に安物の電飾。
カラフルな光りが余計に安物臭さを増して。。。
食卓には何故か、鳥の唐揚げが（笑）
「えぇ！！丸焼き（七面鳥の丸焼き）とちゃうん？！」
「そんなん。食べきれんやろ。」
「骨付き食べたい！！」
「これも骨付きや。（手羽先の唐揚げ）」
「ケーキ。買ってあるから、はよ食べ。」
「うわぁ。フンパツしたなぁ」
「アイスのケーキ？」
「ちゃうで。」
「切ってないのやろな。（ホール）」
「切ってないのやで。」
「わぁーーい！！」
「巻いてあるけどな。」
「？？？」
ロールケーキでした。（笑）
世間の良い子には、サンタクロースが沢山プレゼントを持って来たけれど。
我が家の良い子たちには、一度もサンタクロースは来なかった。
いや。。。
サンタクロースは、来てたのかもしれない。
両手を広げて子供たちを包んでくれていた。
唐揚げとロールケーキ。
そして。
最高の笑顔。。。
お母ちゃん。
あなたの愛が、私達のクリスマスプレゼントでしたね。
豪華な食事よりも、綺麗な宝石よりも、
かけがえのない最高のプレゼントを貰っていたんだね。
「笑ってるとな幸せが近寄ってくるんやで。」
いつの頃からか、
クリスマスが好きになっていた。。。
今、私は大人になり七面鳥の丸焼きもクリスマスケーキも買えるけど。
やっぱり。おかあちゃんの唐揚げが食べたい。
叶わぬ望みではありますが。。。
星降る夜には、まだ少し早いけど。。。
全ての人が愛でつつまれますように。。。
メリークリスマス。☆彡
このデジログへのコメント
> hayatoさん
久々にログ書いたのに。。。
相変わらず、暗い文面でゴメンです。＾＾；
星降る夜は愛する人とすごすべし！（ペプシネクス）
お久しぶりです。
ついにデジカフェ復活かな？
楽しいクリスマスになるといいですね。
> ゆうゆうすけさん
今年のサンタクロースは
子供達に
なにをプレゼントするのかな？
> じゅんさん
メリ－クリスマス☆彡
> 絵梨菜さん
ニンテンドーＤＳとか、ＰＳＰとかのゲーム機かな。
(ぜいたくやわ～）
> rousillonさん
そうかも知れませんねぇ。
美人ではなかったけれど。
何もかも受け入れますよって。。。
妻というより母親だったのかも。。。
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