築地は…

落語に「目黒のさんま」というのがございます。
お殿様が「郊外」の目黒に出かけ、お腹がすいたので庶民の家で焼きたてのさんまを食べさせてもらったのがおいしくて忘れられず、お城に戻ってから「さんま」をリクエストしたけど、焼き立てでないさんまはあまりおいしくなく、そのためお殿様が「やっぱりさんまは目黒に限る」というオチで締める噺です。
もちろん、目黒の名物がさんまなわけではありません。江戸の昔も、さんまは庶民の安い魚であったのでしょうが、魚は焼き立てがうまいのは間違いありません。焼き立てが食べられない殿様というのはなんだか、かわいそうでもあります。

ってそんな話をしたいのではありません。
先日、日比谷線に乗ってたときのことです。築地駅に着いたときに、隣にいた、教科書を広げているように見えた女の子（中学生か高校生）が「築地って魚がおいしいところだよね」と隣の母親らしき人に確認していました。
私は心の中で「ちげーよ、築地は魚市場はあるけど、海産物が築地の名物なわけではないぞ」と突っ込んでいました。
まあ、でも「北海道は海産物がおいしい」といえば何の疑問ももちません。
「札幌は魚がおいしい」というのも多分本当でしょうが、別に魚だけではないような気もします。でも、これだとセーフなきもします。でも「東京は魚がおいしい」といわれると違うようなそりゃちげーよ、という気がします。

そんなことどーでもいいちゃどうでもいいわけで、ましてや受験に「築地の名物を答えなさい」なんて問題がでるわけもないし、ましてや嘘ではないわけですから、気にするほうがおかしいのかもしれません。

ま、それはともかく、その親子（とおぼしき二人）は、都心には滅多にこないような様子でした。どこかの推薦入試でもあったのかな？？と思いましたとさ。
この年になると、私は多分、もう受験とは縁がないと思いますが、まあ、よの受験者のみなさん、風邪やインフルエンザに負けずにがんばってください。

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本日の画像はイトーパンの「ビーフシチューフランス」です。最近イトーパンは、温めるタイプの菓子パンを出しています。そのうちの１つです。
意外と雰囲気出ています。温めて食べましたが、それらしいです。もう冬ですねぇ。