昔のSFとケータイ

昔のアニメをみると、懐かしい、という話をきのうしましたが、その関連で思ったことを書きます。

今から20年以上前に作られたSF物をみていると、妙にリアルっぽく作られた作品ほど古臭く感じられます。というのも、通信手段がほとんど有線なのです。バイファムにしてもガンダムにしても、宇宙船内部の通信がほとんど有線電話。今ならケータイで一発、という場面でも、手元の電話機をつかんで、というシーンになります。「おーい、○○、どこにいるんだ」なんてものケータイがあれば、そこにかければおしまいですが、そんなものはないので、ケータイ以前の時代のようです。

逆に、ウルトラシリーズとか洋物ならスタートレックとか、もっと古くても、今のケータイより高機能なものや機能は劣っても小さいものとかが登場する作品もあります。なんたって、すごいのになると、相手の番号を呼び出すかわりに、かけたい相手の名前を連呼するだけでつながったりするのですからステキです。

20年前の世界からタイムスリップしてきた人がいたとしたら、一番びっくりするのがケータイでしょう。これにはSF作家もびっくりしているのではないでしょうか。と同時に、どうせSFってホラをふくなら、派手なウソの方がいいのかな、と思いました。

天気の悪かった連休最終日にテレビを見ながらゴロゴロして（あぁ、幸せ☆）ふとこんなことを思いました。