- 名前
- しんぺー
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- 岩手
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- まさかのまさか、岩手に戻ってきました~ 数年後にはまた東京などに、の予定です ワクワ...
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気象の7要素について
2009年07月03日 02:30
さっき解答解説をやったのは、平成7年第一回の試験問題。
14年も前の問題、この試験の初期も初期、第四回目の問題です。
どきっとさせられました。
一問、何だかしっくりこないなぁ、と思っていたら、完全に間違ってました。
連動して三問、間違えました(結果的に文章は近しいから半分以上は点数もらえると思うけど)。
なるほど、なるほど。
解答解説で「寒冷低気圧」と文字が目に入ってきた瞬間に、「あっ!」って感じ。
まっ、しっかり分かっているからこその、完敗を認める瞬間だわな。
二ヶ月間これを繰り返せば、鉄板で合格ですよ。
続ければ、ね。
今日(7月2日(木))の東京、弱い雨が降ったり止んだり。
気温は低く、湿度も最近にしては低め(に感じる状態)。
朝、9時55分頃に上空を眺め。
下層の層雲が「北東から南西に」動いていました。
これを見て、上記状態を予測、ほぼ正解でした。
異なる空気と空気が隣り合うと、混じりあおうとする。
何度も書いている、この地球の当たり前(いや、宇宙の当たり前)。
混じりあう時点と。
混じり終わった時点(後)と。
混じりあう時点では、基本、風が吹くなり、雲が出来るなり、雨が降るなりします。
混じり終わった時点(後)では、その結果の大気の状態で安定します。
今日(7月2日(木))の東京の場合は、上記の通り「北東から」空気が動いてきていたのだから、一般的には気温が下がる状態。
実際その通りになりました。
単純でしょ♪
今日は、今の気象庁なりWMO(世界気象機関)なりの観測&予報について簡単に書きます
今のWMOや気象庁が日々の最終目的として行っていることは、
一般に対して予報すること
「予報」とは、観測の成果に基く現象の予想の発表をいう。
(気象業務法第二条6項)
現象の予想をするには、各地各種の観測をし、そのデータを集め、迅速かつ正確に予想をすることが必要です。
予想を困難にしているのは、
・観測地点が少ないこと
・観測地点を増やすと、数値計算にかかる時間が膨大になること
という矛盾した問題と、常に対峙しているのです。
7要素「風向風速の東西成分」「同じく南北成分」「同じく鉛直成分」「気温」「気圧」「密度」「水分量」
このわずか7要素の空間分布を完璧に観測して、瞬時に非線形偏微分方程式にぶち込めば
理屈の上ではほぼ完璧な気象の予想ができるはずなのですが
実際はこの空間分布の完璧な観測が、不可能
第一、地上や海上という、比較的観測がしやすそうな場所ですら、完璧測定は不可能です
空中の完璧な観測なんて、現時点では不可能です
更に、非線形偏微分方程式の計算時間が、膨大です
コンピュータの進歩に伴い、どんどんよくなってきているそうで、この何十年かの戦いを書いた本を読んだら、もう面白かったなぁ
とにかく、この計算時間をいかに短縮するか
観測データが多いと、当然計算時間もかかるわけでして
とりあえず今日はこの辺で切り上げますかっ
2009年7月2日(木)26時30分
(7月3日(金)2時30分)
文京区の自宅のパソコンから
猛(たけし)
このデジログへのコメント
東北からの風は「ヤマセ」ですか?
面白かった本ってなんだろぉ?
興味あるニャ~(=^・^=)
冬を迎える頃に今年の冬は大雪?小雪?
とドキドキしながらテレビを見ます。
雪が苦手ですからw
>茶菜さん
気圧配置図を見ないと分からんけど、まぁ理屈は似てる現象だと思う。この時期日本の北西に出来る、成因が特殊な高気圧「オホーツク海高気圧」からだとやませって表現多いと思う。本は本日日記にて!
>あおいさん
北半球中緯度で、南東に巨大な海、北西に巨大な陸、の日本。夏は南から暖気北上し、海の影響で多湿。冬は寒気が自転で西から、陸の影響で乾燥。なのに日本海の影響で一瞬水分補給し一気に吐き出す!
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