昨日は雨の中、美しい新芽のナツハゼを３００本ほど採った

昨日は朝早くから山にでかけ
雨の降る中新芽というか、開いたばかりの葉の付いた
ナツハゼを３００本ほど採った。
この時期のナツハゼなどは、新芽がしおれ易いから
雨の降る日に採る方が良いのだ。
ゴアテックスのレインスーツを着て、
身体は濡れないようにするが、
やはりかなり濡れる。
仕事中は身体が熱を上げるから良いけど、
あとの整理中は、着替えないと身体が冷えてくる。

よく陽のあたる場所にあるナツハゼは、
その新芽もかなり赤くなっていて
オレンジピンクというか
とても美しい。
そんなものを切取るのは罪な仕事だけど
枝を切っているときはそんなことは考えない。
ただ美しい姿に見とれつつ切る。
切手も切っても生えてくるということもあるし、
自分の仕事のためだけど、８０センチ以下くらいの小さなものは残す。

この仕事をやるようになってから
植物のことはより深く知るようになったけど、
一方で、常に市場に出せるような木の枝は、
お金に換算してしまうようになった。

ともあれ、私はまさに自然の恵みに支えられて生きている。
彼らが生き成長し、美しくなることが私を支えてくれる。
ありがたいことだ。

いつもそのことを忘れがちになる。