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農業問題

2009年02月19日 05:20

先程ウラログで予告したように石破農水大臣と農業の話です。

火曜日の夜のアクセスの内容なので 少し遅い内容ですが…


火曜日のTBSラジオ「バトルトークラジオアクセス」は
「日本の今後の農業について。
どうすれば 今後の農業が良くなりますか?」
というような内容。


久々に 自分も電話したのですが…

採用でした。

ちなみに月曜日ディレクターのナカンゴさんとの相性がいいので、月曜日田中さんの日に 何度か出演したことがあります。


話を戻して、なので番組をじっくり聞いていると…

まず 石破さんて軍事に詳しいだけじゃなかったんですね。

昔は農水省関係の役職だったそうで、農業問題にも詳しい。

なので番組に出演していた農家さんが、日本の農業の悪いところを言っても 石破さんは地雷を踏まずに上手く回避しながら話していました。

でも 石破さんの内容も上手く突っ込めばボロが出るような矛盾もあったんですけどね。


その内容の一部を言うと、石破さんは 頑張る専業農家を支援したいとのこと。

この 頑張る専業農家って、聞いていると農協や国が手助けできる、機械化して農薬や化成肥料を使ってくれる薄利多売の大規模農家。

機械化って、結構 機械が高いので 機械貧乏になる可能性があるんですよね。

少し前の原油価格高騰でもビニールの値段が上がったり 化成肥料の原料の価格が高騰したりで、薄利多売どころか 儲けがでるか分からないという時期もありましたし。


こういう書き方すると 誤解されるかもしれませんが、薄利多売の大規模農家って農協の言う通りに栽培しているだけで 自分の意思で作っていない農家が結構いると思います。

石破さんは言っていませんでしたが、今農業で成功しているのは農協以外に出荷している農家が多いんです。


まず 直接お店と交渉する農家。

これは大規模農家(特に農業法人)が多いです。

次に 自分で加工までしている農家。

例えば大根を直接売るのではなく、沢庵にして付加価値を付けて売る方法。


最後に花畑牧場でもやっている、生産から加工 そしてサービス業にまで手を出す方法。

さっき(加工のとこ)は書きませんでしたが、
生産   1次産業
加工   2次産業
サービス 3次産業

合計   6次産業
なので 6次産業と呼ばれています。

基本的に1次産業ではあまり儲けはありません。
なので ちゃんと考えている農家は3次(生産の1次+加工の2次)産業や6次産業として農業をやっています。

田舎で わざわざ遠くから買いに来てくれるというのは生産だけではなく それ以外も考えて商売している農家です。


話がそれてきたので戻すと、花畑牧場でもそうですが 加工やサービスまで考えてやる場合は、知名度が上がるまでは 売上も少ないんです。

なのに 内容によってはサポートどころか 周りから白い目で見られて…

本当は 今の主力農家は、農協や国におんぶに抱っこなので 輸入農産物に負けている気がするので 自分達で色々考えている農家の方が大事な気がするのですが…


ちょっと面白い話ですが、日本の野菜は安全と思っている人が多いようですが 日本は世界で農薬使用の上位に入る国なんです。

理由は いくつかあると思いますが、1番大きいのは 弱い農薬を沢山使っているから。

この原因には日本人は見た目を気にする為です。

見た目が悪くてもいいのなら もう少し農薬の使用量は減らせるはずです。

でも日本人は見た目が悪いと買わないのです。


石破さんはそのへんに触れず 後半は、リスナー農協が悪いと言うと、
農協があるから兼業農家でも農業が出来る」
と言っていました。

あれれ?

石破さん、さっきは専業農家ガンバって欲しいと言っていましたよね?

兼業農家が増えると生産量は増えて農産物価格は安くなるし、兼業農家も農業が出来るので兼業農家の人が専業農家に畑を貸して 区画を少しいじって大きな農機で効率良く作付けしたりできるはずなので専業農家手取りが増えるはずなのに、兼業農家肯定論は矛盾しているような…


番組でも出てきましたが 今の兼業農家は 畑を不動産にしたりして価値を高める人が増えてきて専業農家に貸さなくなったのも確かな話ですが、石破さんは、最初専業農家を応援するような事を言っていて 後半は、農協があるから兼業農家も農業が出来るって…

月曜日田中さんが聞いていたら どんな反応をしていただろう。


田中康夫さんは長野県知事をやっていた時だかに感じていたのが
農協出荷によって 農家を縛り付けるのは間違っている」
というような事を言っていました。

長野県であればグリーンツーリズムも考えられるでしょうし、その他 色々な販売戦略も考えられると思います。

なのに 地元の農協に出荷するだけなんて…



たぶん 今日のログは、ちゃんとまとまっていない書き方ですが許してください。

思い付いたように どんどん書いているので脱線ばかりの上に 戻っていないと思います。



ここからは、消費者に分かってもらいたい内容。


あまり 外国との比較は好きではないのですが…

ヨーロッパでは 自国の農産物、特に地元の農産物を値段が高くても買う国がけっこうあるそうです。

これは 自分の国の農家を応援する意味もありますが、たぶん 地元の農産物が1番自分に合っているからだと思います。

これは「身土不二」のようなものだと思います。
まず 地元の農産物に注目してみてください。

そして農産物適正価格をもう一度考えて下さい。

石破さんは
スイスでは国産玉子が一個60円するがスイス人は買っている」
と言っていました(本当は ここまで高くないようですが)。

日本では玉子一個いくらでしょうか?

日本では 玉子は価格変動が少ないので有名で、たぶん一個12円くらいです。

でも この価格は、鶏を産卵の機械のように育て 飼料も玉子を産ませるのに最低限必要な物しか与えず(不足分は 鶏自身が補う)に育てたものです。

ちゃんと育てるなら 最低でも一個25円は必要かもしれません(もしかしたら もっと必要かもしれません)。

他の農産物でもそうです。


本当に安全で安心な農産物は もっと高いはずなんです。

それを消費者にも理解して、今後農産物を買っていただけたらと思います。



本当に まとまっていない内容ですみません。

しかも 久々の長文になってしまいました。

最後まで読んでいただき ありがとうございました。

このデジログへのコメント

  • クレアR 2009年02月19日 07:18

    去年私の友人が農業を体験して来ました。案外お金がかかると話してましたね。

  • KEI 2009年02月19日 07:21

    > クレアさん

    家庭菜園の場合 特にそうですが、肥料や種のお金がかかるので けっこう高い野菜になる可能性があります。

  • KEI 2009年02月19日 10:02

    > AYさん

    もしかしたら 大臣の地雷避けの喋りなのかも

  • KEI 2009年02月19日 21:44

    > 春さん

    ゲージ飼いはストレスが溜まると思います。
    また 日本の場合、一つのゲージに二羽入っていますしね…

  • あずき 2009年02月20日 00:13

    手間暇かけた安全性の高い物はコストも掛かり価格が高いのは当然ですね。消費者の選択次第。安価か安全性か

  • KEI 2009年02月20日 06:22

    > あずきさん

    1番大変なのが、見た目の悪い状態から 見た目の良い状態に荷造りすること。
    これがなくなると 少しは楽なんですが それを知らない消費者は それだけで値下げ交渉の対象になります。

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