- 名前
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- 自己紹介
- 昔モデルのお仕事していましたが 今は普通~の OLです☆ 濃い顔してます クオーター...
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東野圭吾という作家☆
2009年02月07日 08:02
先日ちらっと登場したあの分厚い本
正体は・・・
『白夜行』東野圭吾
です。
今頃?って感じでしょ。
ちょっとねぇ、
告白すると・・・
今まで東野圭吾を毛嫌いしてたの。
ワタシ自身、大衆が支持するものに対して
斜に構えるあまのじゃくっていうのもあるし、
いくつか読んで見て思ったんだけど
まぁ、お話自体はどれもおもしろいし、
ハッピーエンドが少ないのも好き。
でもなんか全体的に
軽いというか、味がない感じがして。
その原因は、ワタシ的に分析するに
東野さんの書く文章の“地の文”に個性がないから。
まるで、新聞を読んでるみたいな感じの日本語なの。
新聞の日本語って、個性がないでしょ。
あれに個性があったらそっちが気になって
記事が頭に入ってこないでしょうからね。
東野さんの本は、地の文に個性がないから
ものすごく読みやすい。万人に受ける文章だと思う。
それは、すごく長所でもあるとは思うんだけど
なんかこう・・・。
さらっとしてる感が否めないっつぅかねぇ、
あんまり心が揺さぶられる何かっていうのが無かったし
余韻を引きずるってこともあんまり無かったわけ。
だから、おもしろい作家さんだとは思うけど
そんなにめっちゃ好きとは思えない作家さんだったの。
まぁ例えば、何人かで話してて
『好きな作家さんは?』っていう話題になったとき、
いの一番に『東野圭吾さん!』って答えるような人がいたら
『そうなんだ~。おもしろいよね』って言いながら
“ちょっとワタシとは感性が違うお方やわ”って
心の中で軽く線引き(笑)
するような感じです。
でもねぇ、
この『白夜行』を読んで、東野さんに対する印象が大きく変わった。
とにかく、こんなに分厚いのに中だるみするところが一切無い。
全てのページに引き込まれます。
どんな本でも大概はちょっとだれてしまうところが
あるものだけど、
これは毎ページ、集中度フルの状態で向き合えました。
そして、心底怖ーいってゾッとします。
さりげなく、静かに、怖い。
新聞みたいな個性のない文章だからこそ
しれっと怖いのかもしれない。
言葉の言い回しとか表現方法でぐっとくるところは
やっぱり、あまり無いんだけど
それを上回るほどの、展開の面白さとひきつけ力。
そして、一番知りたいところが書いてない!!
一番知りたいのはそっちからの視点なのに・・・
(あんまり言うとネタバレになるから言わない)
設定とかエピソード、どれひとつとっても
きっと人間なら誰でも興味・関心をくすぐられて
ひきこまれる絶妙のものだなって思う。
黙ってるけど、きっと誰しも、こういうの好きよね~。
みたいなところをうまいことついてくる。
人間の中にある、ちょっとした悪さというか邪悪さ?
をよく知ってる人だなって思います。
それにしても、
登場人物の女性がものすごく怖くて
人間不信になりそうな勢いなんだけど(笑)
恐ろしいほど残酷で狡猾で怖い。
でも同じくらい悲しさも大きくて、もうどうしようもない感じ。
でも、本当に一番怖い人物は
実は東野さんなのかもしれません。
あと4ミリくらいで読み終わっちゃう~。
読み終わりたくないよ~。
これはかなり引きずりそう・・・。
このデジログへのコメント
無機質なトコ(特に性描写)も特徴のような・・「天空の蜂」お勧めします。
確かに、淡々と語られる恐い話はボディーブローの様な効き方をするよなぁ
裏写真~(>_<。)ゝ
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