- 名前
- 一遍
- 性別
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- 年齢
- 59歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 東京都在住の普通のサラリーマンです。音楽や映画等アーティスティックな物が好きですが、...
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スピリチュアル・ユニティー
2009年01月30日 00:55
皆様はフリージャズと聞いてどんな印象をお持ちでしょうか?
そもそもフリージャズとは何ぞやと聞かれそうですが、
楽曲のフォームを決めずに全てを即興で演奏していくタイプの
音楽です。とは言ってもそれは人によって千差万別で曲の中で
ある部分のみフリーフォームにする人や、完全に真白な状態で
インスピレーションのみで音を紡ぐ人等、表現は様々です。
今日紹介する、アルバート・アイラーという人は完全なフリーフォームでの演奏を主としました。
キャリアのスタートではリトル・ウォルターのバックを務めるなど
ブルーズ演奏もこなしていました。
ジョン・コルトレーンが50年代後半から推し進めていたフリーキーな
演奏スタイルは様々なミュージシャンに影響を与えます。
コルトレーンも躊躇していた最後の扉を開いたのは音楽史的には
アイラーだと認識されています。完全なフリーフォームの全く
新しい表現手段。
そう書くと何だかとっつきにくいアングラの世界ではないかと
思う方もいるでしょうが、マーチング・バンドでの自己のルーツを
生涯忘れることのなかった彼の音楽は大らかで時には人懐っこい
印象すら与えます。
最終的には師と仰ぐコルトレーンにさえ絶対的な影響を与え、
このタイプの音楽の「象徴」とも言える存在となります。
67年にコルトレーンが亡くなったとき、葬儀の席で涙を流しながら
演奏をしたという伝説があるのですが、近年、その音源が発掘され
ボックスセットに収録されました。
彼自身は1970年に川沿いにまるで捨てられるかのような変死体で
発見されるというショッキングな最後を遂げてしまいました。
享年34歳。今でも彼の暖かい音楽は生き続けています。
https://www.youtube.com/watch?v=E-K09QjfZG0
このデジログへのコメント
プカプカしてる?笑 今からでも聴けるよ いつでもどこでもね。
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