失業者よ、介護をしろ！

最近、

大企業の解雇が騒がれているよね。

まあ、大企業だけに限った事でもないのだけれど。



その反面、

介護業界は人手不足。

これは、矛盾しているよ。



解雇取り消しをしろ！だとか言って団結している人もいるけれど、

甘えているんじゃないのか？

泣き寝入りは確かにしないほうがいいけれども、

あきらめが悪いと言うのもあるんじゃないのか？




じゃあ、会社が倒産したならどうするんだい。

有無を言わずに、転職するしかないだろ。



みんなが皆そうとは言わないけれど、

かっこよい仕事がしたいとか、

今よりも収入を下げたくないとか…。

贅沢なことを言っているんじゃないよ。




介護業界は人手不足なんだから、

その気になれば、いつでも働けるよ。

確かにキツイ。

汚い事もあるし、収入も低い。

俺も経験しているから充分分かるよ。




最初は、特別養護老人ホームの夜勤をしながら、

昼間は、訪問介護をしていたよ。

腰を痛めて、ウンチまみれになったこともある。

つばをかけられたり、

メガネをむしられ、フレームが曲がったり、

腕をひっかかれたり…等々。

そんなことは日常茶飯事。



にもかかわらず、

それまでの医院の収入とは比べられないほど低かった。

それに、からだも悲鳴を上げた。



そのあとは、

グループホームや病院、老人保健施設に勤めながら、

3年間は、朝刊配達もしたよ。

それでも、ワーキングプアみたいなものだった。




介護をしている人間は、

頭が悪いと思われたくないので、

介護福祉士の試験も、

介護支援専門員の試験も、

一回でパスした。

人間、やる気の問題だよ。



どんな状況になっても、

努力すれば、結果は後からついてくるさ。

でも、これだけは言いたい。

やる気のない奴は、介護業界に入ってくるな。

俺は、介護の質を上げて、

社会的地位・評価を高めたい。


介護とは、甘ちゃんができる仕事じゃないよ。