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『うつを克服する最善の方法』から学んだこと

2009年01月17日 09:40

昨日読了した上記タイトルの本から学んだ一番大きなことは、SSRIと呼ばれる抗うつ剤が、いわば覚せい剤と同じような働きをするものであり、それを服用した人を異常な興奮状態、そう状態にしたりするとか、逆にひどいうつ状態を引き起こすというようなことである。私の言い方は正確な言い方ではないから、興味のある人はこの本を読んでほしいが、これを読むことで私は兄のそう状態に対する不可解さに、やっと腑に落ちる回答を見つけた感じになった。
 6年程前に刑務所を出てきていらい、兄の2度にわたるそう状態を体験してきたのだけど、どうしてそんな状態になるのか、まったく理解が出来なかった。ともかくそう状態になると、全能感に満ちた、自己正当化の言葉が連発され、とんでもない現実離れした計画で金儲けが出来ると信じ込み、犯罪的なことも正当化してしまい、しかもものすごくエネルギッシュになるから、周りにいるものは振り回されるし手の打ちようがなくなるのだ。
 でも上記の薬が、結局覚せい剤と同じようなものだと考えると、凄く良く分かることだ。あれは薬の副作用で起こっていたことなのだと。兄がそのような状態になったのは、確かに29歳ぐらいにだったか共産党の県委員会
事務所で、県会議員高の秘書のような仕事をして働かされすぎ、燃え尽きるようにうつ状態になり、精神科に通いだして以後のことだ。もちろん一気にそういう状態になったのではなく、次第にそういう状態が出てくるようになったのだけど。で、そのことに加え、兄はもともと知能指数は高かったことなどから、また上昇志向の強い人でもあったから、SSRIはそういう兄の傾向を際立たせ、病院の医師などに対しても知的に対抗し、反論し、彼らの手におえない人物とみなされ、治療拒否されることが相次いだというようなことが起こったのだろう。
 
 私は兄がそう状態に入りかけるころは、元気が出てきて、体力も気力も回復してくるのを感じ、これはうつからの回復過程と考えたほうが良いのではないかと考えたりした。で、問題はもっとそう状態になり:エネルギーに満ちてきたときも自分を見つめる力をつけ、エネルギーに溢れた中でも、バランスのとれた判断力、認知の力を維持することができるようになることが大切なのではないかと考えたりした。
 兄がそう状態になりかけると、精神科医はすぐそれは病気だから、相を抑える薬を出し、服用させようとしたが、兄はその薬がいかにも大きな苦痛を彼にもたらすので、嫌がり飲もうとしなかった。私はそれを当然のこととして兄を支持し、医師の方針には反対した。そのこともあり、前の病院からは治療拒否をされてしまったのだけど。
 私の理解も間違っていたのだけど、精神科医の兄に対する薬の処方も、うつのときは抗うつ剤を処方し兄を次第にそう状態に導いてゆき、自分の処方で兄がそう状態に入り始めると、それも兄の病気だとして、今度は兄を苦痛にする抗そう剤を処方しようとする、という悪循環な対応をし、それをもって治療と称していたのだ。これでは兄が回復しようがない。兄はそのような治療の被害者なのだ。
 今の下呂谷敷病院の兄の主治医は、抗うつ剤患者をそう状態にする傾向があるので、兄にはなるべく抗うつ剤を処方しないといっていた。彼はどこから手に入れた考え方か知らないけど、そういう正しい考え方で兄に対処してくれていて、この1年半、兄が手の付けられないようなそう状態に入ることは防いでくれた。そのことには感謝したい。

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