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「落下の王国」 The Fall

2008年10月06日 09:17

映画を見た友人の評価が悪かったので映画館ではなくAMAZON.COMから購入してあったDVDで鑑賞しました。
 話としてはスタントマンの青年ロイ(リー・ペイス)が、同じ病院に入院中の5歳の少女アレクサンドリア(カティンカ・ウンタール)に作り話をして、(自分が足が動けないので)彼女モルヒネを(自殺用に)持ってこさせようとするのがメインの筋です。
 この作り話というのが、山賊(bandit)の青年(兄弟を総督オウディアスに殺されます)、ダーウィン(とその相棒サルであるウォーレス)、インド人やら、木から出てきた男やら、黒人の逃亡奴隷やらの6人が、共通した敵である総督オウディアスを殺そうと旅をする物語です。で、その架空の話の背景がこの映画の見せ場で、像が泳ぐシーンやバリ島ケチャの場面、トルコの踊る宗教や、インドのタージマハルその他、世界遺産を含めて、これでもかっていうくらいきれいな風景が映ります。そこに現れる主人公達の色鮮やかなコスチュームがまたきれいで、これだけでも見る価値はあるかもしれません(っていうか、それしかこの映画には価値はありません!)。
 現実の青年ロイは、アレキサンドリアが「e」を「3」と間違って、モルヒネを3錠しかもってこなかったりして死に損ね、愛する女性に捨てられ(主演男性に盗られ)、自暴自棄になるのです。案じたアレキサンドリアは今度こそと・・・・。
 青年ロイの感情の赴くまま、またアレキサンドリアの懇願によって物語は筋を変え、結局、山賊ロイ(物語の中の山賊はロイであり、またアレキサンドリアの父の投影なのです)は復讐をとげ、自分を捨てた女性(このヒロイン看護婦エブリンが投影されています)を・・・。
 そして、バスター・キートンチャップリンの時代のなつかしいトーキーの活劇フィルムが流れ、そこスタントマンがロイであることを我々は知り(ってそんな訳ないでしょ)、映画は終わるのです。
 うーん、きれいなんですけど、けっきょくそれだけ。物語のすじは陳腐です。監督の前作「ザ・セル」の方が、物語もまあまあだったし、映像も奇麗だったし調和がとれていたように思います。
 あと、エブリン役のジャスティン・ワデルが美しかったですね。
 お金と時間があったら見たらっていう映画でしょうか

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