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三鷹発の東京行き始発電車

帰り際に仕事がばたついて久々の始発帰り。

空からは小雨が降り、まだ明るくなる兆しさえ見えない。

始発とは言え電車のシートは端から埋まっていく。

壁に体を預ける人、そっとうつむく人、みんな静かに目を閉じ祈ってるようだ。
満員に比べれば電車は遥に軽い。
みんなの眠りを妨げないようにか、電車は静かに止まり、滑るように動き出す。
ただ「トタン　トタン」と響くリズムだけがますますみんなの頭を下にさげる。
これが毎朝の風景だと思うと妙に怖い。

自分もこんな朝の風景の一部だと思うと寂しくなる

あーまだ月曜（もう火曜）だと思うと、ぐるぐるぐるぐる回り続ける山手線の気持ちもわかる気がする