- 名前
- ユウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 最近面白いことも無く、新しい出会いを求めています。同じような想いの方、メールからはじ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
遥か・・・(メルカレ、メルカノ)
2006年01月05日 23:47
メアドをゲットした後はあまりチャットはしなくなった。メールの方が一日中やり取りできるから当然と言えば当然かも。今日は夜どこ行くとか、昼間会社であった話を互いにやり取りした。芸能人の話や新聞ネタなどの雑談や下ネタなんかも織り交ぜて。いつしか、なんとなくだが一緒にいるような錯覚に陥っていく。そして、この頃からYからの質問も増えていった。
「ユウの好きなタイプの女の子ってどんなの?」
「優しい子だよ」
「顔とか体型は?」
「うーんと、別にあんま気にしないけど。ああ、オッパイの大きい子がいいかな。」
「エッチ!じゃああたしじゃだめかも。胸大きくないから。」
「何カップ?」
「ひ・み・つ!」
「ええ、じゃあ大きくなくてもええや」
「じゃあ誰でもいいんだ!」
「違うよ。なんつーか、ほらフィーリングの会う人だよ」
「フーン、あたしは?」
「そりゃいいに決まってるじゃん!」
問い詰められどんどん心が裸にされている気がした。それと同時にYの心も見えてきた気がした。確信はないがYの中でも俺の存在が大きくなっていってるように思えたのだ。
頻繁にメールで連絡を取り合い、互いに時間が合えばチャットするようになった。
そんなやり取りをしていると今度は相手の気持ちを知りたくなるものだ。珍しくチャットしているときに聞いてみた。
「俺たちってどういう関係なんだろ?」
「うーんと、メル友?」
「それだけ?」
「それだけって?」
「だって男性と女性だし、友達以上に連絡取ってるじゃん。」
「そうか。じゃあなんだろ?っていうか、ユウはさあ私のことどう思う?」
しまった、先に聞かれた!うーん、なんて言おうかな等と考えながら返事しないとバツも悪いので、
「Yはおれにとって最近凄く気になる子だな」
「それだけ?」
間髪入れず責め込まれた。
「え、んと」
少し言葉に詰まったが正直な気持ちを伝えてみた。
「会った事もなくて、顔も見たことないけど多分ていうか絶対、俺はYのこと好きになったと思う。」
しばしの間があった。
「私も好き」
「へ?」
「だからぁ、わたしもユウが好き。」
少し自信があったが少し自信がなかった。でも、よかった。聞いてよかった。
「じゃあ、俺たちはネット上の恋人だな」
「メルカノ、メルカレってとこかも」
「それええね!」
それからのメールは本当に付き合ってる恋人同士のようだった。最初は遠慮しがちだったが少しづつ相手を束縛するようにもなった。お互いに。
束縛といっても「同じテレビ番組見て」とか「あたしより友達を優先するの?」とかかわいいものだが。おかしなことにそう言われると結構素直に聞いてしまうものだった。そのかわり俺も「誰と飲みに行ったの?」「男じゃないよな?」とか詮索するようにもなっていった。「違うわよ」Yは簡単に俺をあしらった。その度に安心と不安が交錯する。
ある時、俺の方から、
「横浜と名古屋はそんなに離れてないよね。新幹線なら1時間半だもんね。」
「そうだね、すぐにいけるかもだね。」
その時はそれ以上話さなかった。二人のおかれている距離と時間の話をしたのだから、「会いたい」とか言ってもよかったのかもしれないけど。実のところ俺はその頃は「会いたい」気持ちよりも「今の状況を壊したくない」気持ちの方が強かった。「会いたい」と切り出して断られることも怖かった。それに会った時に想像と違っていたらどうしようと不安だった。もちろん「Yが」ではなく「俺が」である。こんな風にネットやメールで話しながら相手を想像していると多少美化して考えているところがある。実際に会ってYが落胆してしまわないか怖かった。
それならば現状のままで十分だった。
Yはどう感じていたのだろう?
それ以上はなにも言わなかった。お互いに。
このデジログへのコメント
うわっ・・・めちゃめちゃ共感してたりして・・・(笑)続き楽しみにしてます^^^
あははwありがとうございます。共感するって事は優子さんも同じような経験が・・・?続きもがんばります!
コメントを書く