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【崩れる美貌妻、性奴隷の道】32 警察へ相談に行く

2026年02月26日 22:16

【崩れる美貌妻、性奴隷の道】32     警察へ相談に行く

真奈美は鏡の前に立った。そこに映る自分は、昨日までの“回復した自分”ではなかった。眠れぬ夜が残した隈、指先の震え。胸の奥に沈殿するのは、恐怖と羞恥、そして決定的な諦めだった。


このまま黙っていれば、同じことが繰り返される。

最も恐れたのは 第2の破滅だった 英一との破局 そして隆との新しい生活も、せっかく掴んだ平穏も、いずれ壊される――その予感は確信に近かった。

真奈美はバッグを掴み、外に出た。行き先は、最寄りの警察署だった。


受付で声を出すまでに、長い時間がかかった。言葉にすれば、現実になる。だが、現実にしなければ終わらない。女性相談員に案内され、小さな部屋で事情を話し始めると、言葉は途切れ途切れになった。過去の出来事、関係性、昨夜のこと。責任が自分にあるのではないかという恐れも、正直に打ち明けた。


相談員は静かに首を振った。「責任は、あなたにはありません」。その一言が、張り詰めていた何かを切った。真奈美は初めて、涙を流した。


被害届を出すかどうかは、即断を求められなかった。記録を残し、接近を禁じる措置、今後の安全確保。選択肢が淡々と示された。真奈美は頷きながら、頭の中で隆の顔を思い浮かべていた。真実を話せば、彼はどうするだろう。信じてくれるだろうか。それとも、守るために無理をするだろうか。


警察署を出ると、空は思いのほか明るかった。世界は何事もなかったように動いている。その中で、真奈美は初めて「自分の側に立つ」という選択をしたのだと思った。


家に戻る前、携帯を握りしめた。隆に電話をかける勇気は、まだ出なかった。

警察に行ったことで 立夫がどう出てくるのか・・

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