- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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異国探訪~第2章
2024年11月05日 07:48
続きです
再び一人ぼっちの車両
窓の外は、やっぱり数軒の家と畑、木々
外国で、車両貸し切りになる移動なんて滅多にないんじゃない?
せっかくなら、この贅沢を楽しまない?
と、スイッチが入った私は
いつしか歌を口ずさみ、ご機嫌で外を眺め
ノリノリでお菓子をほおばり、移動旅を堪能
ですが、オシエクの駅に着いたときはすでに19時越え
外は真っ暗、人は歩いてますがまばら
よし!あとはバスで目的地に行くだけ
と、バス乗り場まで行くと
バス皆無
チケット売り場を探すも、人が見当たらず
「今日はこの町で野宿かな?」
くらいに考えていると
「バス乗るの?」
と声をかけてきた女性
係員「ちょっとトイレに行ってたの。どこまでのバス?」
イチゴ「そうだったの。アリマシュまで行きたいの」
係員「次のバスが最終よ。バス停は目の前」
イチゴ「ありがとう」
で、待つことおよそ10分
バス到着
で、最終バスというのに
乗る乗客、私だけ
バスの運転手「アリマシュ行きで間違いないか?」
イチゴ「うん」
バスの運転手「乗客はあんただけのようだな。ま、席は自由に座ってくれ」
イチゴ「ありがとう」
バスの運転手「荷物は座席の横に置いておこうか。そのほうがあんたも安心だろう?」
イチゴ「そうね。ありがとう」
バスの運転手「さあ、出発だ。道が混まなきゃ40分。ま、混んだためしは無いがな!」
と、軽口を叩く運転手さんと会話をしながら、アリマシュへ到着
飛行機で2時間、バスとバスで大体1時間、電車で5時間、再びバスで1時間
移動時間だけでロンドンから9時間
待ち時間を加算すると、もっとですが
とりあえず目的の場所にやってきました
が
暗い
辺りも暗いし、家も少ない
が、横を見るとレストラン
とりあえず食事は食べられる!!
お店に入り、とりあえず着席
地元の人ばかりなのか、みんな陽気にワインを飲んでいる
メニューは読めないし、どれが何かわからない
なので、適当に注文でもしようかどうしようか。周りは何を頼んでるのか?
と、お店を見回すと
感じる視線(明らかにアウェー)
ははーん
こいつら、私の美貌に見とれてるな?
と、いつでもポジティブシンキング
イチゴ「ハーイ!」※陽気に声掛け
隣の席の男4人客「やあ」
イチゴ「その食べ物、なんていう食べ物?美味しそう」
(しつこいですが、向こうはクロアチア語で私は英語と日本語、スマホアプリを駆使して会話してます)
客の一人A「これはペカだ。肉料理だよ」
別の客B「食べてみるかい?おーい、ちょっとこれを切り分けてくれ」
そう言ってお店のスタッフにお皿を渡すお客さん
また別の客C「お嬢ちゃん、どこから来たんだ?見た感じ、フランスとかスペインの方か?」
イチゴ「当たり!親が片方スペインなの」
さらに別の客D「まあ待て待て。まずは良き出会いに乾杯しよう。お嬢ちゃん、俺がごちそうするぜ。酒は飲めるか?」
イチゴ「飲めるよ」
客D[そうか。じゃあ、これだ。ラキヤって酒だ。この国じゃ一杯目は、これと決まってる」
イチゴ「へえ」
客4人「さあいくぞ。ジヴェリ!!(乾杯)」
イチゴ「ジベリー!」(適当に返事しながら飲酒)
ふむ、なかなか美味しい。が、アルコールが少々強い
客B「で、お嬢ちゃんはスペインから来たのか?」
イチゴ「違うよ。イギリスから来たの。で、私は日本人」
客一同「日本人!?」
客A「ここらじゃアジアの人間はほとんどいない。みんなあんたが珍しいのさ」
客D「そうだ。それにあんた美人さんだ。見ろ、店中の男どもがソワソワしだしてる」
イチゴ「ありがとう」
客B「遠いとこから、よく来たな。観光か?」
イチゴ「仕事。と言っても今日は遅いから、続きは明日」
客C「そうか。今日はどこかに泊まるのか?」
イチゴ「そのつもりなんだけど。近くにホテルある?」
客A「俺んちがホテルだ。良かったら、泊まるか?リゾートにはほど遠いが、悪くないぞ」
イチゴ「本当!?ぜひ泊めて」
別卓の客「おい、あんたん家はただの家だろ?こんな美人を泊めたら、何をしでかすか」
別卓の客「あのさ、俺の家はコテージを運営してるんだ。良かったら泊まるかい?もちろん安くするよ」
客A「おい!安くするって下心だろ!?どうせならタダにするくらい言えないのか?」
別卓の客「うるさいな!今そうしようと思ったところだよ!!」
別卓の客「あのさ、ここらは泊まる宿もそう多くないし、嫌じゃなければうちのコテージに泊まりなよ。
宿代はいらないからさ」
イチゴ「それは悪いよ。それに、ポルノなことしようとしてる?」
別卓の客「するわけないだろう?あんたが困ってるかと思ってさ。それに、美人が泊まるとうちのコテージに箔が付くからさ」
イチゴ「本当!?ありがとう。ぜひ泊めてちょうだい。ポルノは無しでお願いね」
客D「よーし、宿も決まったな。今日はお嬢ちゃんの飲み食いは俺が持つ。アリマシュの街を楽しんでいってくれ!」
イチゴ「嬉しい!ありがとう!!」
と、ものの数分で今日の宿決定
(というのも、クロアチアの宿はブッキングドットコムとかで予約が取れなかった)
イチゴ「ねえ、今日と明日の2日泊まったらダメ?明日の分は払うから」
別卓の客「もちろんいいよ。宿代は・・・いらないよ!その代わり、アリマシュを宣伝してくれよな」
イチゴ「もちろん!ロンドンに帰ったらみんなに話すから。いい街、いい宿、いい男って」
と、ここからはほぼ全てのお客さんが入り乱れ
いつしか店内はパーティー状態
「お嬢ちゃん、名前は?」
イチゴ「イチゴよ。イチゴ・デヴォン・ハワード」
「お上品な名前だな。どこかの王族かい?」
イチゴ「いいえ、ただの上流貴族」
「そりゃ凄ぇ」
「イチゴ、これも食べてみろ」
「イチゴ、これ飲んでみるか?」
と、いつしかの宴会も閉店時間まで続き
みんなへべれけ
で、私も酔ってはいますが、極めて「正常」
別卓の客(コテージのオーナー、ヴィゴ)「ここから歩いてすぐだ。5分くらい」
と、2人でテクテク歩き
着いた先は、立派なコテージ
イチゴ「ヴィゴ、すごい立派なトコだね」
ヴィゴ「そうかい?ありがとう」
イチゴ「ここって、普通なら1泊いくらするの?」
ヴィゴ「今は観光シーズンだから、だいたい530ユーロくらいかな。(※87000円くらい)普段は400ユーロ(※65000円くらい」
イチゴ「すごいね。やっぱり払うよ。カード使える?」
ヴィゴ「ダメだ、いらないよ。受け取ったら俺、あの店で嘘つき呼ばわりされちまう」
イチゴ「でも、2泊したら1000ユーロ超えるよ?」
ヴィゴ「いいんだ。本当に”美人が泊まって褒めてくれたら、箔が付く”ってのは本心さ」
ヴィゴ「ただ、アリマシュとこのコテージの宣伝、マジで頼むよ!」
イチゴ「任せておいて!私、けっこう交友範囲が広いから」
ヴィゴ「そりゃ頼もしいね」
ヴィゴ「さあ、入って。タオルや必要なものは全部あのカゴにあるし、水もお湯も出る。
ルームサービスもあるけど、時間制限ありだ。
それと、朝食は食べるかい?」
イチゴ「朝食が出るの?食べる!」
ヴィゴ「じゃあ、朝7時から9時の間の好きな時間を指定してくれ。30分刻みで頼むよ」
イチゴ「じゃあ、7時にお願い」
ヴィゴ「わかった。じゃあ朝7時に朝食を持ってくるよ。おやすみ」
イチゴ「ありがとう。おやすみなさい」
と、宿をどうしようかなと思っていたところに、舞い込んだ幸運
無事に今日と明日の宿を確保できたのでした
まだまだ続きます
このウラログへのコメント
上流貴族の方だったとはねー。
確かに名前がカッコいい!
こんにちは
そちらではエロな行為をポルノって言うのね。
1つ賢くなったかも。
使う機会はさすがになさそうですが。
しかし相変わらず度胸良いですね。
てか、書類1枚に命掛けてるって感じですが、
よくおじいちゃんが許しましたねぇ。(^_^;)
流石イチゴさん、一人旅でも楽しく過ごしますね、イチゴさんの度胸に脱帽します
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