- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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異国探訪~第1章
2024年11月01日 07:52
さて、空港からバス移動となったので
教えてもらったチケット売り場で、チケットを購入
身振り手振りと、行きたいところのマップを見せ
無事に購入
チケット売り「外で待ってないと、バスは無視して出発してしまうからね」
そんな塩対応なところが、ちょっとロンドンに似てる
外に出て、クロアチアの空気を目いっぱい吸い込む
アロマに似た香りがして、どこかお寺を思い起こさせるような感じ
で、改めて空港の建物を見てみて
「茨城空港をちょっと大きくしたくらいの大きさだなぁ」
というのが、感想
国際空港でもあるし、クロアチア一番の空港だというのに
人、そんなにいない
ま、東欧の国々はそんなもんかなと思いつつ
バスの停留所へ
・・・
・・・
小さなバスマークの看板と、透明な屋根付きのベンチ
あれがそうか
とりあえず座って、バスを待っていると
すかさず来たのは白いバス
バスの運転手「どこまでのチケットだい?」
(クロアチア語ですが、日本語訳してお届けします)
イチゴ「ベリカゴリカ!」
バスの運転手「じゃあ、俺のバスだ。さあ乗った乗った」
荷物をゴロゴロと運ぶと
バスの運転手「貸しなお嬢ちゃん。この国じゃレディは荷物なんか運ばねぇ」
イチゴ「ありがとう!」
バスの運転手「気にするな。さあ乗った乗った」
そう私に告げると、車内へ案内してくれる運転手
バスの運転手「あんた、旅行か?」
イチゴ「ううん、仕事。アリマシュまで行くの」
バスの運転手「あの、東のはずれの町か?何もないぞ」
イチゴ「そこで宿泊施設を経営する人がいてね。届け物をするの」
バスの運転手「そうか。夕方以降は気をつけな。スリも置き引きもいるからな。
あんた、この国の女よりも細いから目をつけられたら大変だ」
イチゴ「そうなの?気を付けるね」
バスの運転手「あそこらへんは、たまにセルビア人が違法越境してくるからな。人身売買で誘拐されるやつもいるって話だ」
バスの運転手「あんた美人だから、なおさら気を付けてくれよ」
イチゴ「ありがとう」
そんな話をしながら、だいたい20分
まずは最初の目的地に到着
バスの運転手「さあ、荷物はこれだ。ここからアリマシュだと、ザグラブコロド駅だな。
電車が止まった場合は、どうするんだ?」
イチゴ「電車、止まるの?」
バスの運転手「たまにある。大きな駅はないが、たいていは駅近くにバーがあるから
そこに避難するといい。この国の人間は女に優しいからな。どうにかなるさ」
イチゴ「わかった、ありがとう」
バスの運転手「次のバスははこっちをまっすぐ歩いて、あの信号が見えるか?あれを右だ」
イチゴ「わかった。ありがとう!また会えるのを楽しみにしてる!」
バスの運転手「気を付けていけよ」
どうにも、クロアチアの男性はみんな親切です
言われた方向へ歩みを進め、2分くらいでバス停を発見
チケット売り場を探し、あたりを見回す
おそらくこれっぽいというところを見つけ、チケット確認
チケット売り「どこまで?」
イチゴ「ザグレブコラド駅」
チケット売り「急いでる?」
イチゴ「そんなには。どうして?」
チケット売り「あと1分でバス来るから。乗る?」
イチゴ「乗る!」
チケット売り「これチケット。ああ、ちょうどバス来た。あの白い屋根のバス」
イチゴ「ありがとう!」
チケット売り「気を付けて」
ここでの乗り換えは少々あわただしかったですが、待ち時間もほぼ無くいい感じ
で、およそ1時間ほどバスに揺られ
ここからは電車です
相変わらず、駅が「駅」とわからない建物なのがヨーロッパ
大きな時計が入口の上にあることで、「公共の建物かな?」と気づく程度
チケット売り場を探し、それっぽい窓口を発見
係員「予約したときの電話番号は?」
イチゴ「〇〇〇」
係員「行先はアリマシュで間違いない?」
イチゴ「間違いない」
係員「ここを左に出ると、そこがホーム。西から東に向かうから、列車は西からくる。西ってわかる?」
イチゴ「太陽が沈む方」
係員「そう。よく乗り間違いがあるから気を付けて。いい?西から来た列車に乗ること」
イチゴ「わかった。ありがとう!」
係員「どういたしまして」
で無事にチケットを受け取りホームへ
の前に
何か食べ物と、飲み物
駅で売ってるところは~
あった!
簡単なバンと、いくつかの飲み物が売ってる
どれが何かわからないので、適当に買い再びホームへ
待つこと10数分
西から電車がやってきました
それも同時に2つ
ど、どっち!?
落ち着け私
片方は客がけっこう乗っていて
もう片方はそうでもない
う~ん
聞いてしまえ
イチゴ「この電車、アリマシュに行く?」
ホームの客「アリマシュ?どこだいそれ?」
イチゴ「オシエクのほう」
ホームの客「オシイェクか。だったら僕の乗るやつだからこれで合ってるよ」
イチゴ「ありがとう!」
と、とりあえず電車を間違わず済んだ私
到着した電車の中は、さながらスーパーひたちの車内に似た感じ
私の席は~どこでしょうか~
・・・
・・・
・・・
席番号とか、書いてねぇ
おいおい、座席に番号が振ってないぜ
どれがどれだか、わからんぜ
でもまあ、聞けばいいか
と、回りを見渡すも”人がいない”(同じ車両に人がいない)
ま、こういう時は座ってとりあえず落ち着こう
と、座席に座ると
座って前の席を覗くようにすると、座席番号が書いてあるのを発見
あった!!ということは、私の席はこの前のさらに前、で右側
無事、席にたどり着けました
座るとほぼ同時に動き出す列車
外の景色は、まだ建物が群立している
それでも20分も走ると、右も左も木がところどころ生い茂り、畑が広がる穀倉地帯
ガタンゴトンという列車の音、多少の揺れ、誰もいない車両
喧噪や雑踏とは無縁な状態
とりあえず、マップで所要時間を計算すると
電車は5時間ほど乗る様子
まだ20分しか経ってないから、先はまだ長い
先ほど買ったパンと飲み物を開け、口に運ぶ
やっと一つ目の駅
乗客が数名、乗ってくる
同じ車両に、親子(母娘)が乗ってきた
物珍しいのか、斜め前に座ったその幼い子は
しきりに私の方を見ている
イチゴ「チョイチョイ(手招きする仕草)」
子どもがキョトンとした顔をする
バッグから飴をたくさん取り出し、マクビティのチョコビスケット(イギリスでは定番のお菓子)を添えて
イチゴ「おいで。これあげる」
その声に呼ばれ、駆け寄る子ども
イチゴ「はい。飴とビスケット」
子ども「・・・(微笑みながら首を横にかしげる)」
母親「まあ、ありがとう!」
イチゴ「あなたにもあげる」
そう言って、再び飴とお菓子(こんどはショートブレッドのクッキー)を取り出す私
母親「私にもいいの?ありがとう!」
母親「これ、イギリスのお菓子ね!高くて買えないの。あなたイギリスから来たの?」
イチゴ「そうなの。お仕事でアリマシュまで行くところ」
母親「あら、遠いわ」
(クロアチアで初めて、アリマシュを知っている人に出会った)
母親「でも若いのにすごいわ!私があなたくらいの時は、外国まで仕事に行くなんて考えなかった」
イチゴ「若くないよ。42歳。誕生日が来たら43歳」
母親「噓でしょ?私より年上なの!?」
イチゴ「あなたはいくつなの?」
母親「私、28歳よ。先々月までは27歳」
イチゴ「じゃあ、私の方が15歳年上だね」
母親「待って!本当に40を超えてるの!?」
イチゴ「本当だよ。ほらこれ」
パスポートの生年月日を見せる私(定番行動)
母親「・・・驚いた」
イチゴ「子どもも8人いるよ」
母親「・・・(絶句)」
母親「混乱して頭が追い付かない。あなたその体で、8人も子どもがいるの!!?」
イチゴ「いるよ。これ、娘たち」
そう言ってスマホの写真を見せる私
母親「この子がお姉さんでしょ。で、この子が末っ子。4歳くらい?うちの子も4歳なの」
イチゴ「同じだね。末娘のこの子は4歳」
母親「この一番年上の子はいくつなの?」
イチゴ「その子は今月30歳」
母親「・・・(驚きの顔&絶句)」
まあ、無理もない
普通に計算すると、12歳で妊娠、13歳で出産
で、末娘を38歳で妊娠、39歳で出産してる計算になるもんね
でも、それ以上の追及はなく
母親「子どもが多いって、どう?やっぱりにぎやか?」
母親「この子はそうでもないけど、どうしても保育施設に預けると苦手な同級生が出来ちゃうみたい」
などなど、身の上話でも他愛のない話になり
いつの間にか、母娘は私の座席横に移動
子どもはお菓子を美味しそうに食べ
イチゴ「美味しい?」
子ども「・・・(微笑んで頷く」
と、クロアチアでほんわかタイム
2時間ほど話したのち、乗ってきた駅から5つ目の駅で母娘は降りていきました
私は車窓から手を振り、彼女たちもホームから手を振り返してくれました
まだまだ続きます
このウラログへのコメント
この他国出張ログ、
生き生きとした会話や描写が大好きです。
ドイツとイギリス以外は未踏の地ですが
同地の景色を思い出し、想像ながら
想像を膨らませて、
楽しく読ませていただいています
平和だね
どしてそんなにナイスバディなの?
おつかれマラです。
電車内でのひと時の憩いのコミュニケーション!
いいですねぇ
異国で、しかも初対面の相手との、ほんわかとした会話。姫さまの空気。。。カリスマ?が伝わってきます。ここまでで、飛行機に、バスにバス、そして電車。大変な1日ですね。
素晴らしい旅ですね
いちごさん、ありがとう毎回、出会いがありますね、御写真それにしてもいつも瑞々しいですね。️
スーパーひたちかぁ。懐かしい電車の名前。
今は走ってないから当時の良い思い出を蘇ったかな?
こんばんは
列車で5時間かぁ、新幹線でおおさかから東北まで行けちゃうぐらいかな。
尻が座席にくっつきそうだ。
臆せず色々な地方を巡るイチゴさんの旅行記をいつも楽しみにしています。ワクワク&ドキドキ…
イチゴちゃんこんばんは。
まだまだ移動は長いけどイチゴちゃんなら乗り越えてくれそう(笑)
不安な事も有るかもだけどサイトから応援してます
気を付けて身体壊さない様にして下さい
I am from Croatia. Message me your contact info :)
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