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ロシア探訪~第5章~

2024年08月05日 11:48

ロシア探訪~第5章~

再びおうちにお邪魔すると


テーブルには「これぞロシア料理」な、家庭の料理が並んでました



正直、1つも料理名はわからないですが



いい匂い&綺麗な色合いなものばかり


パイみたいな料理(ピローグと言うようです)

けっこう真っ赤なスープ(ソリャンカだと教わった)

丸い茹でチーズ(ワレニキという名前らしいです)

ひき肉炒め的なやつ(カーシャが正式名称のようです)



赤くて、茶色で、白っぽくて


カラフルなお昼







美味しい



だが



ロシア語で美味しいがわからない
(調べたくても、スマホ回線不備で役に立ってない)



なので



日本語で「美味しい!!」連発



もう、これしかないですよ



美味しいんですよ



程よい酸っぱさ、適量な脂気


絶妙な塩辛さ、たまにくる甘さ




おばあさんはお料理上手です




美味しい料理をごちそうになって


そのままバイバイするのも気が引けるので


私「さっきの袋(たい肥)、どこの畑に持って行くの?手伝うからやっちゃおう」
(しつこいですが、日本語。言葉なんてもんは、気合で乗り切れると信じて疑わない私です)


おじいさん&おばあさん「そこまでしてもらうなんてあなたに悪い」


私「食事をごちそうになったから、そのお返し。その分、他の作業が楽になるでしょ?」


ということで


キャリアを馬で引っ張り


畑までたどり着き


たい肥を畑に置き


全て配置し終えたあと


もののついでだ!と


たい肥撒きもやったりましたよ


40袋


手作業で広げて


馬に木製の鍬(くわ)を括り付けて


イチゴロシアでたい肥を撒くの巻ですよ
ロンドンの農場で同じことをした経験があるので、けっこう平気)



おじいさんとおばあさん、大喜びでしたよ


まあ、世界広しと言えど


旅行で訪れた先で、たい肥を昔農法で撒いてるのは


私くらいなもんじゃなかろうか



おばあさん「ありがとう。いつもおじいさんと2人で2日かけて作業するの。
あなたのおかげで半日で終わったわ」


おじいさん「本当にありがとう。いつもは息子たちが手伝ってくれるのだが
今回はまだ声をかけていなくてね。君のおかげで助かったよ」
(ここら辺から、会話は実にリアルな和訳になってきます)



私「どういたしまして。これで少しは楽できるでしょ?」


おじいさん「ああ、ありがとう」


おばあさん「そういえば、まだ私たちはあなたに名乗ってなかったわ」


おじいさん「そうだ!そうだった。私としたことが。いや、許しておくれ」


おじいさん(以後ヨシフと呼ぶ)「私はヨシフだ、ヨシフ・チェーホフという。妻はソフィヤだ」


おばあさん「ソフィヤよ。よろしくね」


私「ソフィアって言うの?私の娘もソフィアなの!」


おばあさん(以後ソフィヤと呼ぶ)「ソフィ(ヤ)なの。この国の発音でね。
同じ名前の子がいるの?何か通じるものがあるのかもしれないわ。ねえ、あなた」


ヨシフ「そうだな。こんな偶然というのも珍しい。これぞ神のお導きとでも言うべきか」


ソフィヤ「ねえ、こんなに働いてもらってもう夕方よ。
あなたは、ええと、名前は何だったかしら?」



私「私はイチゴイチゴ・デヴォン・ハワード。よろしくね」
(外国で名乗る際の仮名だと思ってください)




ソフィヤ「素敵な名前ね、イチゴ。夕食をどうか食べていって。ううん、今日は泊まっていってちょうだい」


ヨシフ「そうだ、それがいい。腰を据えて3人で酒を飲んで、妻のうまい料理で楽しもうではないか」


私「いいの?じゃあ泊まっていく。そうしたら、電話を貸してくれる?私の電話、調子が良くないの」


ヨシフ「ああ、自由に使ってくれ。ホテルキャンセルするのかい?」


私「泊まる予定のお友達に、今日はここに泊まることを伝えるの。あと、家族にも(マリア)」


ヨシフ「そうか。そうするといい。さて、ソフィヤ。私も料理を手伝うぞ!」


ソフィヤ「あら、いつもは酒を飲んでからでないとやる気がでないと言ってるのに」


ヨシフ「今日は乗り気だ。何を作ろうか?」


ソフィヤ「そうね、ありったけの野菜とお肉で何でも作れるから・・・あなたは私とイチゴに美味しいクワーシャを作ってくださいな」


ヨシフ「任せなさい!ロシアいちのクワーシャを堪能してもらおう」




とまあ、名乗るよりも先にご飯を食べさせてもらったりと


破天荒モードのイチゴですが



このあと、お風呂を借りて身綺麗サッパリになり


3人でキッチンに立ち、料理を作り


酒で酔いしれながら(クワーシャは、ウォッカシナモンクワスという微アルコールビールみたいなものを
混ぜて作る、ロシア伝統的なカクテルだそう。すごく美味しかった)


言葉が一切通じないのに、会話は盛り上がり



気付けば夜中まで酒盛りしてたのでした
(心配するといけないので、マリアには「旅先でよさげホテルを見つけたから泊まる」とだけ伝えました)



さらに続きます

このウラログへのコメント

  • ゆうき2 2024年08月05日 11:56

    ははは。
    うーん。 流石だ!

  • シン 2024年08月05日 14:21

    イチゴさんは

    フィジカルもとっても強いですよね~♪

    素晴らしい!!

  • かたち 2024年08月05日 16:55

    田舎散策から始まり、人助け。歓談に食事。おまけに昔農耕?!盛り沢山な1日!!姫さまの好奇心と行動力、そして漢気が、言葉や文化を超えて絆を作りますね。カッコいい!

  • dell8200 2024年08月05日 17:39

    こんにちは
    ものすごい濃い人生ですね。毎日仕事しかしてない私からは羨ましくて仕方ないです。

  • アラン 2024年08月05日 18:51

    更新、待ってました!
    ロシアの田舎のおばあちゃんのキッチン…気になる

    何故か亡き祖父母を思いだしてしまいました

    素敵なおもてなしで羨ましい…

  • 蒼空 2024年08月05日 21:37

    おつかれマラです。
    良いことをしてもらったら、それ以上のお返し。
    素晴らしい!

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