- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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哀しい生き物
2024年05月18日 22:32
デジで他の男性ユーザーのログを読むことがあります。
感覚的には男性ユーザーの8割程度が同性非公開にしてはるので、それ以外の勇気があるか無頓着な人のログということになりますが。
それでね、考えさせられる、というか言葉を失くしてしまうのが、この手のプロフィールやらログを書いておられる男性。
「xxに住んでいます。会いに来てくれる人限定で。会いに来てくれたら必ず時間作ります。」
このxxが首都圏や他の大都市圏なら、未だ分からんでもない。近隣に住んでいる人がそれなりの数いることが見込めるからです。その中にはデジの女性会員もいるでしょう。その中でひょっとしたら、この手の誘いに乗る人がいるのかも知れない。
しかし、これが人口密集地から遠く離れた過疎地だったり、増して離島やったりしたら、この人は一体誰に向けてこのメッセージを発してはるんやろ…とわしは考え込む訳です。
この人は、世の中の女性が、それだけの時間と金を使い会いに来る価値が自分にあると、本当に信じてこんなことを言うてはるんやろか? ルックスやトークや男根に余程自信があると? デジでこんなことを発表すれば後は日替わりで新しい女性が自分に会いに日本中から来てくれる…という幻想をお持ちなんやろか。
人によってはその上、自分は夜勤をしているので昼の何時~何時までとか、何曜日だけとか、平日だけとか週末だけとか、やたらに注文を付けておられる。
わしは混乱します。この人達は一体、何のためにこんなことを公表しているのか?
それで出会えないと嘆くため?
デジの運営が悪いと非難するため?
やっぱり俺はもてないと悲劇のヒーローになるため?
分かりません。
わしにはその心理が理解できない。
ずっとそう思っていました。
しかしある日、はたと気が付いたんです。
この人達は、女性が会いに来てくれるとは、最初から思っていないのではないか? と。
人は絶望の中でも、希望の理由になることがあれば生きて行ける、と言います。
客観的に見て成功の確率がほぼゼロであっても、それで構わないんです。
何か、希望を持つことが出来れば、その理由になれば、それで十分に役割を果たしてくれる。
遠隔地で、離島で、出会いを望みながら、しかしそうした出会いはまったくないまま月日が過ぎて行く。
ああ苦しい。この生活から抜け出したい。誰かと出会いたい。
その思いは日々、募るばかりでしょう。
そんな中で、携帯電話でネットを徘徊することは毎日の細やかな楽しみであることは容易に起こり得ます。
そしてデジを見つける。
おお、ひょっとしたらここにアカウントを作れば誰かが会いに来てくれるかも? と飛びついても誰がそれを責められるでしょう。
そしてそうした人が正直であれば、遠隔地であること、会えるのは何曜日の何時~何時であることをプロフィールに書く訳です。
そして待つ。
待つ。
待つ。
何も起こらない。
ログを書いてみる。何を書いて良いか分からないがとにかく書いてみる。
その人がラッキーなら或いは、コメントを残してくれる女性がいるかも知れません。
それは嬉しいでしょう。ああ、これで俺は孤独から救われた、と思うかも知れません。
しかし、それが発展してでは会いに行きます、となる確率はほぼゼロです。
コメントのやり取りを重ねて親しくなった、と判断した男性は勇気を出して、会いに来てくれますか?と誘うかも知れません。
その女性が分かりました、行きます、と受け入れる確率は、果たしてほぼゼロでしょう。
これが男の方から、会いに行きます、いつなら時間を作れますか? とアプローチするならまだ可能性はある。女性もそれを期待しているかも知れない。
それを放棄している時点で、こうしたユーザーは出会いを放棄しているのと同然やとわしは感じます。
しかし、どんな事情があるかはケースバイケースでしょうが、それは出来ない。どんな言い訳をするにせよ、女性からすればそんな男に会いに行く理由は普通、ない。やんわり断った後でコメントのやり取りもなくなり、男性ユーザーはブロックされる。
嗚呼。やっぱり駄目だ。
男性ユーザーはそう嘆くでしょう。
しかし、コメントをくれる女性が他にもいるかも知れない。また親しくなり、同じように誘えば、その女性は来てくれるかも知れない。
可能性はほぼゼロですが、ゼロではない訳です。
ここが大切なんやないか、と。
翌日の死刑執行を告げられた死刑囚はその夜に自殺することが多い、と聞いたことがあります。
明日、必ず死ぬ、という状況では、生きる希望を持てない。やから、死を選ぶ、という心理なのかも知れません。
過疎地や離島の閉じたコミュニティで日々を過ごす、時間も金も乏しい男性が出会いを望んだとすれば、どういう手段があるでしょう。藁にも縋る思いで、会いに来てくれる女性限定、とデジで正直に公表することを、誰が責められるでしょうか。
日々変わりなく過ぎて行く日常。閉じたコミュニティの中では人の顔ぶれも、毎日起きることも変わらない。当然、出会いはない。俺はこのまま朽ち果てて行くのか…と絶望ししそうになる。
しかし。
そうだ、俺にはデジのアカウントがある! ひょっとしたら、会いに来てくれる女性がいるかも知れない!
Aさん、Bさん、Cさんは来てくれず、その後音信不通になったけど、Dさんはひょっとしたら来てくれるかも知れない。今度こそ慎重に事を進めよう…
と思えることが希望なんです。生活の変化を望む理由が何もない状態から比べると、これは雲泥の差です。
男とは、何と哀しい生き物でしょう。
そうまでして女性に求められたい。浅ましい。往生際が悪い。喜劇的ですらある。
そんな風に思えるようになってから、わしはそうした男性ユーザーのコメントやログを読むのを止めました。
余りに哀しい。
女性ユーザーの皆さん、貴女はデジで仲良くなった男性ユーザーが遠隔地や離島に住んでいたら、会いに行きますか?
良い土曜の夜を。
このウラログへのコメント
私もそんな希望にすがってココにいる気がしますf^_^;
女性もと言うか、私も同じようなものです(笑)
> ゆりあさん
また随分な時間にコメントくれたんやね。
貴女の場合はさ、過疎地やないやん。それにわしは男が会いに行くのが基本と思ってるから、貴女が待ってるのは正しいと思うよ。
> ゆりあさん
貴女の願望を全て満たしてくれる男が、早く現れるといいね!
…ところでその後眠れた?
5時間以上が多いのね
これは遠距離って言うことかな?
離島はちょっと、、ですけど
無人島ならいってみたいかも(笑)
> ☆misako★さん
わはは
なるほど。無人島ね。
でもさ、無人島って行くだけでも大変やで。基本的に定期便がないから自前の交通手段を確保する必要がある。
その前に、この話は哀しい男の話やから
> ☆misako★さん
無人島に哀しい男は住んでない。
という訳で、公共交通機関で行ける離島、という範囲やな。
そうであれ、遠いよ。時間もお金もかかる。とてもやないけど日帰りは不可能。
> ☆misako★さん
5時間以上かかる遠距離、とは海外やろうね。それで続くとすればわしは感心するよ。よほど、その二人には求め合う理由があるんやろう。
離島も5時間以上かかるやろうね。会いに行く
> ☆misako★さん
だけでも大変。増してや、関係を継続するのは至難の業ですわ。
それを分かりながら女性に呼びかけ待ち続ける哀しい男達。
わしは見ていられまへんわ。
逢いに行けないですね
きっと…
美奈は遠方に住んでる男性フレさんが都内に来るというから、会いに行ったけど散々だった。往復の交通費よこせ!と思ったし、即ブロックした。
会った時の相手の反応が決め手かな。
美奈、ベソさんに会いたいよ
> 白の光さん
普通は行かないと思うよ。
それを分かっていながら敢えて「会いに来てくれる女性限定」と宣言する厚かましさにわしは感動するよ。
何かが起きる可能性はほぼない。それでも、この人達は
> 白の光さん
待つことが出来る。
待つだけでも、何もないよりはマシ。
そんな心理やないか、という趣旨の拙稿です。
> mina.nさん
そんなことがあったんや。それは災難やったな。
わしに会っても同じ気持ちになるかもよ!
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