私の失恋と童貞喪失のお話　（第2部：童貞喪失）

ここからが、童貞君の新しい世界がはじまるのじゃ～・・・・

私は世間でいう奥手（２１歳で童貞は遅いかな？）でした。
でも医学書読みあさり、奈良林先生の本（HOW TOSEX のバイブル？）を愛読書にし、いつでも来い！って、いきまいていましたね～あの当時は。

まだ実際には、女性を知らない体で‥‥彼女となら、彼女だけに！って勝手に決めていました。
ところが失恋です。それも目の前で起こった悲劇中の悲劇。
出来心では済まない、許せない気持ちで一杯。
その時に、自分が後生大事に童貞でいることが、何のためになる！。自分自身にも腹が立ってきた。
よし！今日は童貞なんか捨ててやる。・・・・この怒りの気持ちだけで行動を開始しました。

その当時、私の友人たちのほとんどは、ソープランド（古くはトルコブロって言ってたが）に通っていた。
だからお前が童貞捨てるなら、ソープランドしかない、と皆にいわれていた。

しかし私は、その帰り道に一般ではいかないであろう、女郎屋さん（古～う、赤線でしょう→これも古～う）に行ったんだ。
大阪にその当時何箇所か残っていた、知る人ぞ知るって場所の近くにたまたま住んでいたからで、別段ほかの意味はなかったように記憶している。
それと、ソープは結構高かったので、バイトの身では到底いける場所ではなかった。

（参考）　大阪でその手の遊郭の場所は「西成区の飛田新地」「西区の九条」の２つは有名
もう一つはかのスーパーダイエーの発祥地　「千林」です。←今回の現場となった場所。ここは住宅地になったようだ。

その日は、むしゃくしゃしていたので下宿に帰らずそのまま、その場所に向かった。そことわかる家のなかを覗いてみた。
案の定、店番のおばあさんと目が合った瞬間に、
「にーちゃんよってくか！」の一言。
ぼくは、短く「うん・・」って言ったと思う（３０年近く前のことなんで）・・たぶん！
そういう場所のことは知識として知っていたので、「部屋に上がるんだなっ」と思っていたが実は大外れでした。

　　　　　遊郭に興味ある方は　→　http://members.tripod.com/kozou/Osaka/index.html

玄関を抜けると、普通の民家で入口の四畳半にこたつが置かれているだけであった。女性はすわってなかったな～！
おばあさんが、大きな声で「お客さん！」と叫ぶと、２７．８のお姉さんが、それもネグリジェ姿で隣の部屋から出てきたときは私も驚いた。と同時にすごくきれいな人とも思った。
えっ、それでどうするだろう、って玄関先で思っていると

「学生さん、いまなんぼ持ってるん？」　　‥‥一目で学生と見抜いた！すごい！
「一万円しか持ってないけど？あかん？」・・・実際スナックでお金をかなり使い果たして所持金はそんだけ。
「ええは！かまへん！」「んじゃ、いこか！」
ええっ・・いこかって・・どこへ？？・・・ここの２階と違うの！

１１月か１２月だったのでお姉さんはそのネグリジェの上にコートをはおって、私の手をためらいもなく握り締め引っ張ながら玄関を出た。
ネグリジェはピンク色で、女性のしなやかな体の線や布に触れているその肌の色も映し出すような透明な生地だった。そして寒さのせいか胸の乳首が浮き出ておりノーブラであることが私でもわかった。
またちょうど胸のあたりと太ももにフリルがついていて可愛さとセクシーさが、女性経験の浅い私にはかなり刺激的だった！！

つないだ手もうれしい反面、すごく気恥ずかしくて・・・２人で歩いた２．３分の距離がより長く感じた。
いつもの駅から下宿先までの帰る道筋にあるラブホ。ここが目的地だった。
私たち２人はそのホテルにいつも来てるように、ドアを抜け帳場も素通りして、最初からここがあなたの部屋って感じで、玄関に一番近い部屋につれて行かれた。（ほんと連れていかれたって感じで有無を言わさず！）

で・・・ベッドの端に２人が腰かけてお互いの話をした。おねえさんの年や生まれた故郷の話を聞いたはずなんだけど覚えてない。残念！。
私は私と彼女の今日のことをどう思うかって聞いてたように思う。←今考えるとそんなこと聞くのは失礼ですよね。でもちゃんと答えてもらったように思う。
おまえは腹いせでここに来たのかって、普通は思うだろうし、気分は良くないよね。

話が終わると「じゃ服を脱いで」って言われたので、自分で脱いだように思う（定かでない）
友人は、絶対お前は脱がしてもらっているはずって言い張ってますが。
それとその時　「キスはだめよ」とも言われた。　　　→この意味わかりますよね！
今の風俗の女性って何でもあり？ってこのようなけじめがなくなってきてるように思う。
古き良き時代の、最低限の女性のたしなみかなって、いまでも思います。尊敬します。

で、肝心な童貞喪失ですが・・・・大失敗です。全然勃ちません！。

普通だと女性の全裸を見れば、当然勃起するものなんですがまったく反応しないんです。
お姉さんは一生けん命、口の中に私の小さなおちんちんをほおばって、吸ってみたり転がすようになめたり。
手にもおちんちんにもクリームぬって、そのうえで手でやさしくしさすってくれるのですが、どうも、いけません。動機が不純（彼女への当てつけ？）だから？
お姉さんは、自分の敏感な部分を指で広げて入りやすくして、ここに当ててみたらがんばれるかもといって,一生けん命私の体を誘導してくれた。
こすりつけるように腰を動かしてくれるのだけどやっぱしだめで結局、挿入は無理やりでした。。

・・・ふにゃチンは、なかなか入らんぞ～。な～んか詰め物するみたいな感じかな。皆さんこんな経験あります？

このとき、初めて知りました。勃たなくても射精できるんです！！。

・・・後にも先にもこのときだけです。最初で最後の貴重な体験でした。
結局、膣外射精と同じような状態で、お姉さんの中で果てたかどうか不明でした（あっ、言ってなかったけど生でした）。
今でも、このときが私の童貞喪失と固く信じています。
そして、このお姉さんには感謝、感謝って気持です。

最後の別れ際に「仕方ないわね～。またおいで！」って優しく声をかけてもらって、家路につきましたが、
言うまでもなくその日は涙にむせびました。←はず？　


これが私の人生のなかで、１日に２度落ち込んだ悲惨な童貞喪失までのお話です。


長々とお読みいただきありがとうございました。

ちょっと期待していた人は、ほんとごめんなさい。
３０年前の話ですので信ぴょう性は、語り言葉は確かこう言ったはずってなレベル。でも全体では９０％ホントです。





【沙也さん】
ありがとう
貴方のメールもう一度読み返して気がつきました。
こっちの漢字なんだって！

【亜麻音さん】
長～い文章読んでくれてありがとう。
どなたにも１度はある喪失の記憶、良かった、悪かったは余り関係ない。
自分で選んだことであれば、記憶に刻むべきだし、
自分では選んでない不幸なことであれば、忘れ去ればいいとおもう。
貴方はどちら！

【うさこさん】
コメ、メールいつもありがとう。
自分以外に、知ってもらえるとは夢にも思いませんでした。
暖かく見守っていただき、感謝します。