- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 41歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 精液を溜めすぎると身体に悪いという俗説があります。 実際には常に新しい精子が作られて...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
そして僕は途方に暮れる
2005年11月05日 19:15
何かをなそうとしたときに、その方法や手段が思いつかずどうしようもない状態。そんな道を見失った様子を「途方に暮れる」と表現します。
高校までの学生生活においては、掃除なる日課が組み込まれていました。
日常的に使う教室をはじめとして、昇降口や体育館などに代表される用途別施設が掃除担当区域であり、週替わりのローテーションで場所を回していました。
しかし、半日を過ごす生活スペースとはいえども、所詮は我が家にあらず。
よほどキッタネエ状態ならともかく、毎日の掃除なんて適当に済ませばいいのに、どのようなこだわりか細部まで丹念にちりを拭うような勤勉な奴がいたことかと思います。
さぞかしきれい好きな性格なのだろうと思いきや、そういう奴に限って私生活では平気な顔してごみ溜めのような部屋でくつろいだりしているものですから油断できません。
実は・・・も何もないのですが、エンドウさんは例に違わずそれに当てはまります。
学校の掃除は好きな部類で、だるそうなクラスメイトを横目に嬉々として清掃に励んでいました。
その反面で自室はもういつ掃除したのか思い出せないほど片付けていなくて、その光景といえば散々たるものです。まるで腐海です。
言い訳をするならば、我が愛しき部屋はもともと物置であったスペースを改修した空間。ですから、二畳あるかどうかも疑わしいような広さしかないんですよ。
そんな狭苦しい場所なのに、大学はこちらの部屋事情なんて知りませんから湯水のようにプリントを配布してくれやがりますし、趣味のものは増える一方です。
そしてついに、積み上げられた諸々の成すバベルの塔が崩壊し、寝床を浸食するにいたりました。
こりゃいかんと思い、掃除を始めました。
主に邪魔なのは紙の類です。
1年前のケータイのパンフレットなんていらない。
末尾に性知識が記載された教育論のプリントなんていらない。
いろいろなクーポン満載でもホットペッパーもいらない。
いらないと思ったものをかき集めたら大切なものに見えたよ・・・なんてことはなく、大きさで分類して縛り上げた紙類を重ねあげたら、へそまで届きそうな斜塔が出来上がりました。エンドウさんの身長は178センチほどですから、これは相当です。
紙類を処理して一安心かと思ったら、意外な伏兵が現れました。
袋に詰めて人目につかぬようにと部屋隅に追いやっていたAVを発掘したのです。
十本程度なのでたいした数ではないのですが、故あって処分し損ねた連中なのでなかなか厄介です。
エンドウさんとAVの出会いは中学2年生のときでした。
漠然とアダルトビデオといういかがわしいものに憧れ、どんなイヤラシイ内容なのかと期待と興奮と股間を膨らませる日々。レンタルショップの成人コーナーに幾度となく足を運んだり、父親の部屋を漁ったりしましたがAVとの対面はありませんでした。
そんなある日、下校途中にて、寂しげな道の片隅にビデオテープが捨ててあるのを発見しました。もしやと思い、心臓をバクバクさせながら手に取ると『女子高生失楽園』なるタイトルラベルが確認されました。邂逅です。
女性の裸体なんて雑誌等の写真でしか見たことがありませんでしたから、荒い画質にもかかわらず嬌声を上げながら悶える女性の姿というのは、虚構ながらも非常に興奮しました。
その後、高校に入学するまでAVを入手する機会はありませんでしたから、その1本には大変お世話になりました。
高校生になってからは友人知人から回ってきたり、新たに拾うものがあったりして手持ちは飛躍的に増加しました。しかし、不思議と購入するという入手ルートはなかったんですよ。年齢を無視して販売してくれる店もあったというのに・・・。
まあ、当時は決して安いものではありませんでしたからね。
募る性のフラストレーションの発散に大きな役割を担ったAVですが、ネット環境が整えられたことにより存在価値が衰退していきます。
ネットならば毎日のように新しい、より刺激的な映像が入手できますから、わざわざAVという形式に依る必要性がなくなってしまったのです。それに、物理的にも邪魔でした。
もう、がんがんと処分してやりました。
パッケージの付いている状態のいいものはAVを取り扱っている古本屋で売却し、1本あたり100円~500円の小遣いとなりました。また、ビデオテープしかなくても内容がいいものは友人知人に譲ることにし、新たな道を辿ることになりました。
そして、手元に残ったのはパッケージがなかったり、あまりにも内容がひどいゴミ。あるいは個人がダビングしたであろうコピー品。そして、妙な愛着がわいて手放せなかった『女子高生失楽園』。
以上の十本ほどが行くあてもなく取り残されていたのです。
その辺にぽいっと捨てるわけにもいかず、ものがものだけに堂々と不燃ごみに出すわけにもいかず、まさに途方に暮れてしまったというわけです。どうしましょう。
欲しいという奇特な人がいましたら、送料こちら持ちで差し上げます。
それはそれで無理ですね。
このウラログへのコメント
旦那の部屋にもAVビデオがいっぱい(笑)えりも自分の部屋は汚いけど来客が入る部屋だけは綺麗です(笑)
私も自分の部屋はごっちゃごちゃにしておいて人の部屋は片付けたくなるタイプです(笑)
コメントを書く