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趣味は読書、かたゆでたまご

2021年01月28日 03:25

浪人している頃、近所の読書好きな友人が遊びに来て、好きな作家の話などをしたことがある。
その時、彼が強烈にプッシュしていたのが、大藪春彦筒井康隆だった。
僕はそれをきっかけに、ただ松田優作主演で映画化されたという興味だけで、一読していた「野獣死すべし」を引っ張り出して来て再読した。
一度読んでいたのに、とても面白く感じて、それから暫く大藪春彦に夢中になり、やがて、レイモンド・チャンドラーやダシール・ハメットなども読むようになる。
今は手元に無いのだが、その頃創元推理文庫でハメットの「血の収穫」を読んだが、今では何も覚えていない。
最近、創元推理文庫で新訳が出た。
探せば「赤い収穫」のタイトルでハヤカワミステリ文庫でも手に入るかもしれない。 
ハメットはハードボイルド小説の始祖と言われている。「血の収穫」「マルタの鷹」「ガラスの鍵」などが代表作だ。
少し前に、光文社古典文庫で「ガラスの鍵」が出ているのを知り、買ってあった。
昨日から読み始めたが、面白い
ハードボイルド小説登場人物の行動と台詞で進行する小説なので、外面の描写が中心になる。
読者はそこから、それぞれの心理や意図を読み取らなければならない。
そして、行動の描写が中心なので、僕だけかもしれないが、何となく元気になるのだ。 
単純に言えば、登場人物の行動様式を真似したくなるのだ。 
映画「ロッキー」を見て、腕立て伏せをやりたくなるようなものかもしれない。
活劇という言葉があるが、本当に活気が出て来る。
何日間かは元気になれそうである。

このウラログへのコメント

  • アーモンドあい 2021年01月28日 23:09

    こんばんは(^o^)大藪春彦さん、若い頃一時期はまり。よく読んでました(*⌒▽⌒*)

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